三脚 機材

マンフロットの三脚(MK055XPRO3-BH)を購入! 便利で良い感じのおすすめ三脚。

投稿日:2015年8月31日 更新日:

マンフロットの三脚(MK055XPRO3-BH)を購入しました。とても便利で良いおすすめ三脚です。

実際に手にした感想を書きたいと思います。

ちなみに、これから三脚を購入しようと思っている方はこちらを参照ください。失敗しない一眼レフカメラの三脚の選び方!4つの三脚選びで押さえるべきポイント。

まず、購入に至った経緯

これまで私はSLIKの小型三脚を使っていました。

SLIK 三脚 スプリント MINI II GM N 4段 旅行用三脚 106556

軽量コンパクトで使い勝手も良いので、登山などで重宝しています。
参考:旅行や登山で良いおすすめ三脚。「SLIK(スリック) 三脚 スプリント MINI II」が良いのでレビュー。

この三脚は本当に良いです。

今まで登山では三脚を使わなかったのですが、これのおかげで苦労することなく登山でも三脚を使えるようになりました。また、移動が多い時などにも機動性を発揮してくれます。

ただ、高さが最高109cmです。登山では全く気になりませんが、通常の撮影の時などでは高さが足りない時があります。アイレベルを確保できないし、ハイポジションやハイアングルなどで撮影できません。

なので、軽量コンパクトでなくても、高さがある三脚が欲しくなりました。それと今後のフルサイズ移行に伴い、がっちりとした三脚も欲しいです。

という訳で新しい三脚の購入に至りました。

 

まず、GITZO(ジッツォ)の購入を検討しましたが高価過ぎます。

私は広角ズームや標準ズームを三脚に乗せることが殆どです。望遠は使っても300㎜程度です。超望遠を使用したり天体などを撮影するのであれば良いのでしょうが、私の使い方ではオーバースペックだと思われます。なので、憧れのGITZO(ジッツォ)は却下。良いのは間違いないのでしょうが・・・。

また、今回は携帯性を重視しないので、多少自重があっても良いです。携帯性を重視するような撮影の時はSLIKの小型三脚を使います。

というように色々考えた結果、マンフロットの三脚(MK055XPRO3-BH)を購入しました。

Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 +RC2付ボール雲台キット MK055XPRO3-BH

ちなみに、脚はアルミニウム製とカーボン製の2種類あります。

それぞれ耐荷重9kgで、自重はアルミ製が2.5kgでカーボン製が2.0kgです。カーボン製の方が500g軽いのですが、値段が約2倍も違います。耐荷重は同じだし、重さの差もそれ程ではないので、私は安いアルミニウム製を選びました。

マンフロットの三脚(MK055XPRO3-BH)について

IMG_8437

SLIKの小型三脚と並べてみました。見た目はイタリアメーカーだけあってカッコイイです。私はシンプルなものが好きですが、この感じも良いなと思いました。さすがイタリア。

この三脚についていろいろ書いてみたいと思います。

格納高74cm

この三脚は格納高74cmです。
FullSizeRender

このように並べてみると小さくはありません。

とうかデカイです。携帯性はありませんね。

伸高(センターポール格納時)は153cm、全伸高は183cm

下の写真の状態で高さ153cmです(センターポール格納)。
IMG_8439

私は身長174cmですが、これでアイレベルよりも2、3㎝くらい高いです。

下のように一段脚を収納し、センターポールを全伸ばしした状態で私のアイレベルになりました。
IMG_8442

センターポールを伸ばしてもそれなりに安定しています。

さらに、脚を全段伸ばし、センターポールも伸ばせば、高さ183cmになります。これは高くてファインダーを覗けません。イタリア人サイズなのでしょうか!?

ということで高さは十分です。

最低高は9cm

IMG_8445

センターポールを格納したままでは上の写真が一番低い状態です。これで高さ約58cmです。

さらに、センターポールを水平にすることができます。

IMG_8447

これがこの三脚最大の特徴です。簡単にこの状態にできます。

そして、脚をべったりと広げることができます。

IMG_8448

IMG_8449
最低高9cmでSLIKの小型三脚よりも低くなります。これはすごいです。

カメラをつけてみます。

IMG_8450
IMG_8451

センターポールを前に出すこともできます。

IMG_8452

D7200(675g)に300㎜望遠レンズ(765g)を付けていますが安定しています。

もちろん、カメラを縦にもできます。

IMG_8472

ボールを回したり、水平軸を回したりして、ローポジションを保ったまま好きな位置にカメラを設置できます。

IMG_8471

これで地面付近のマクロ撮影もできるし、ローアングルで迫力ある画も撮影できます。また、脚が邪魔になる場面でも器用に使えそうです。ただ、これは3WAY雲台では使いにくいと思います。

私はシンプルにセンターポールが取れた方がいいなと思っていましたが、これを実際に操作してみると便利そうでなかなか良いです。賛否両論あるのでしょうが、重宝しそうです。

脚はレバー式

脚はレバー式です。
FullSizeRender-3

レバー式の脚は操作が素早くできて楽です。しかも、レバー式の脚は分解できないことがありますが、この脚はネジを緩めることで分解可能です。

脚が砂やジャリを噛んだとしても、これなら分解清掃できますね。私は砂浜で撮影することがあるので嬉しいです。ちなみに、ネジ穴は−や+ではなく星型です。ホームセンターなどで市販されています。

また、脚の太さもあります。私が使う分では撓んだりはしません。

耐荷重は8kg

IMG_8459

耐荷重は8kgあります。D7200(675g)に300㎜望遠レンズ(765g)を付けてみましたが全く問題ありません。変な角度で止めてみましたが、がっちり固定され安定しています。耐荷重8kgですから当たり前ですね。

この先、フルサイズ機で使っても大丈夫です。

雲台

雲台は「498RC2ボール雲台」です。
IMG_8462
雲台左下に水平方向をぐるぐる調整できるレバーがあり、その上にフリクションコントロールがあります(ボールの動きの滑らかさを調節するもの)。右にはボールを固定するバーがあります。

ボールはそこまで滑らかではありませんが、実用上は全く問題ないです。そして、ボールを固定するバーが優秀で、少し締めるだけでガッチリ固定することができます。これは良いなと思いました。

クイックシューは取り付ける方向が決まっているようです。

FullSizeRender-4

矢印が書かれています。ちなみに、クイックシューは金属製です。

また、コインで締めるのではなく、レバーが付いているので取り付けも楽です。

FullSizeRender-5

カメラとの設置面はラバー製です。

SLIKのクイックシューはコルク製でカメラの方向によっては緩むことがありましたが、これは大丈夫です。縦や斜めにしても全く緩みません。

IMG_8461

小型の雲台(耐荷重3kg)と比べるとこのような感じです。ふた回り程大きいです。

水平器も付いています(脚側に)。

IMG_8468

役に立ってくれそうです。

問題点

最後にこの三脚の問題点だと思うことを書きたいと思います。

まず、重いです。

自重は3.1kgあります。数字以上に重く感じます。ずっと持って歩くことは想定していませんが、やはり軽いに越したことはありません。

それから、脚の開脚の動作が重いです。
IMG_8466
上写真のようにシルバーの部分を下に引くことで脚が開閉しますが、その動きが重くて力が要ります。女性なら大変かもしれません。

もっと滑らかにスルスルと動いて欲しいです。ただ、これから少し使えば滑らかに動くようになるかもしれません。

以上です。

 

 

携帯性はありませんが、総じてとても良い三脚でした。これからはシーンに応じて三脚を2台体制で使っていこうと思います。

Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 +RC2付ボール雲台キット MK055XPRO3-BH

ちなみに、マンフロットにはもっとコンパクトな三脚もあります。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH

自重1.4kg、全伸高144cm、最低高40cm、格納高40cm、最大耐荷重4kgというスペックです。これもいい感じです。ただ、センターポールは水平に出来ません。

まとめ

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新しい機材は嬉しいです。剛性もあり、機能も申し分ない三脚です。しかも、かっこいい。


  1. ともあむ より:

    マンフロットのBefreeを使用していますが、この重量で4kgまで耐えるのは非常に頼もしいです。入門の三脚としてもオススメです。
    また、三脚というと黒色が多く、どうしても地味な印象を受けますが、Befreeはカラフル(アルミのみ)なので人とはちょっと違う三脚使いたい人にもうってつけかもしれないです。

    最低地上高はちと高いですが、センターポールを反転できるので最低地上高より低い高さにカメラを固定できるのも面白いです。(操作しにくいのでレリーズがあったほうがいいかもしれないです。)

    • カメラ初心者 より:

      ともあむさん

      コメントありがとうございます。

      マンフロットのBefreeを使用されてるのですね。
      私もその三脚と悩みましたが、最低高と全高の点で、所有しているSLIKの三脚とスペック的にやや被ると判断しました。でも、Befreeは耐荷重4kgは羨ましいです!センターポールを反転もできるのですね:)
      おっしゃるとおり入門の三脚にぴったりだと思います。

      デザインも良いですよね。今使っているSLIKの三脚に不満が出れば、マンフロットのBefreeを購入したいです!笑

  2. mickey より:

    最近こんなのを使ってます。
    雲台倒さなくて良いので楽です。

    http://studio3010.blogspot.jp/2013/03/lkirk-rrs-markins-nikon.html

    • カメラ初心者 より:

      mickeyさん

      コメントありがとうございます。

      L字プレートとても便利ですね:)
      ただお高い・・・笑

  3. mickey より:

    私が使っているのは、機種専用の安物ですが
    Nikon用には

    http://www.amazon.co.jp/dp/B00MWLMOHM?psc=1
    http://www.amazon.co.jp/dp/B00NGFBYZG?psc=1

    • カメラ初心者 より:

      mickeyさん

      わざわざありがとうございます。
      意外と安いものもあるのですね!これなら私も導入できそうです:)
      ありがとうございます!

  4. グイイイ より:

    055大きいですよね。わたしも290のおっきいの浸かってるのでわかります。
    机の下に入らず困りました。

    同じ大きさでセンターポール倒れるなら055がよかったわん。。。。。

    でもおもいのいやや!こわれたらぜってえbefree!!!!!

    以上、異常なバカの異常な戯言でしたわん!
    (ちな、私は犬派でも猫派でもなく鳥派です。とりをくうやつはゆるさないがしろ)

    • ワイズカメラ より:

      グイイイさん

      マンフロットの大きいですよね!
      befreeはよく出来ていますよね。流石に055と比べれば弱い気がしますが。
      三脚は沼が深いです笑

  5. グイイイイイ より:

    返信が早すぎてびっくりしました。ありがとうございます!
    三脚は3本ではすみませんね。
    ワイズカメラさんは何本お持ちですか?
    わたしは3本です。^^;

    • ワイズカメラ より:

      グイイイイイさん

      今までで8,9本は使ってきています!現役なのは2本です!

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