全国的に大きな高気圧に覆われて天気が良いらしいということで、朝日の海を撮影しに「日の出岬」という場所に行ってきました。
この辺にあります。オホーツク海を見渡せます。
思いつきで出かけたのでどんな場所かも分からず写真のイメージも持てずで、現地で右往左往してしまいました。
でも、色々と学べることがありました!
朝方の海で撮影!!
朝3時半に出発!
・・・
・・・
・・・
当日、日の出時間は午前5時30分でした。日が昇るのもだんだん遅くなってきたな〜。
午前5時に現地に着いたのですが、すでに空が赤く染まっていました。
微妙な色合いの空を撮影しようと思うと、日の出の1時間前には到着しているのが理想だなと思いました。
この時間帯はまだ暗いのでND16でシャッター速度を十分遅くできます。
ごろごろと大きな岩があり三脚の設置に戸惑い構図がなかなか決まりません。これはSS15秒くらいで撮影してみました。
右往左往する間にどんどん空が明るくなってきます。
ND400に減光フィルターを付け替えて撮影します。これはSS30秒です。
これもSS30秒です。
そして、あっという間にご来光です!
雲ひとつない晴天です:)
心が洗われるようです。
気持ちの良い朝ですが光がどんどん変わるので撮影に忙しい・・・!
もっと色々撮影したかったですが、太陽が高くなってきたのでこれで撮影終了です!
HDRは露出を適正化させるのに便利!!
この写真。
これは露出補正0、露出補正±2で撮影した3枚の写真をHDR合成しています。
参考:ブラケット撮影してHDR合成をする。撮影手法の一つとして役に立ちそう!
なぜ、HDR合成したのかというと以下の理由です!
まず、太陽が明るいので露出補正せずにそのまま撮影すると、写真下部の海と岩が暗くなってしまいます。そこで、その写真をLightroomで明るく補正してみます。それが下の写真です。暗部をかなり持ち上げました。
ブログ上では一見良いように見えますが、実は明るく補正した部分にかなりノイズが乗ってしまい汚いです。
拡大するとこんな感じです。パソコン画面で少し拡大すると結構目立ってしまいます。ノイズで鮮明感にかける写真になっています(ISO100で撮影しています)。
ノイズとか細かなことかもしれませんが、細かな所にこだわってこそだと思うのでなんとかしたいです!
一方で、今度は写真下部を明るくするために露出をプラス補正して撮影してみます。そうすると、空が明るくなり過ぎてしまいます。
上は露出を+2補正して撮影した写真をLightroomで現像したものです。
暗部のノイズは少なくなりましたが、太陽周辺が白トビしています。太陽が光で大きくなり過ぎるし、空の微妙な色も失われています。せっかくの綺麗な朝空の色彩も台無しです。
以上のように、明暗差の激しい状況では一枚の写真だけではうまく露出調整ができないことが多いです。ハーフNDフィルターを使う方法もあるかもしれませんが、持っていないし使うのが難しそうです。
そのような時に、露出の異なる写真を数枚ブラケット撮影しHDR合成すると暗部のノイズが減り、白トビも少ない写真を簡単に実現させることができます。
これはHDR合成した写真。暗部のノイズが少なく、太陽も引き締まり膨張していません。空も現地で見た美しい空です:)
あと、今回は露出補正±2でHDR合成しましたが、露出補正±3で撮影したものも試した方が良かったかなと思いました!
ちなみに、この写真。
この写真もF11でSS8秒、SS15秒、SS30秒で撮影した写真を3枚HDR合成しています(もっと露出差をつけた方が良かったかも)。何となく試してみただけですが、使い方次第では長時間露光した写真でもうまいこと使えそうです!朝焼けの空は意外に明るく、すぐにとんでしまうので!
参考:ブラケット撮影してHDR合成をする。撮影手法の一つとして役に立ちそう!
まとめ
海の撮影は難しいなと改めて思いました。目を引くような良い構図で風景を切り取れるようになりたいです:)
また、HDR合成は夕日や朝日のみならず、工夫次第で様々な状況で役に立ちそうです:)