今冬に少し話題になった幻のエゾシカ。偶然、私も撮影していました。
人が集まってしまうのもよろしくないので公開を控えていましたが、そろそろ角も抜け落ちる季節なので公開したいと思います。
それで幻のエゾシカとは何か!?
分かりますか!?
ちょっと拡大したいと思います。
頭に頭がくっ付いています。
エゾシカは繁殖期の秋に雄同士で角を突き合わせます。その際に角が外れなくなってしまったようですね。
これは米国で撮影された動画ですが、こんな感じでしょうね。個人的には星野道夫の絡まったヘラジカの角の写真を思い浮かべます。
その後、相手が衰弱死したのか、首がへし折れて死んだのかは分かりませんが、このエゾシカは死んでしまった100キロ以上ある相手の胴体を長い時間引きずりながら、エサを食べて生き延びたみたい。それで、次第に相手の胴体が朽ち、頭だけが残ったようですね(頭を捻じ切ったのかも)。
角が絡まったまま双方とも死んでしまうことは稀にあるようですが、こうした形で片方だけが生き残るのは本当に珍しいとのこと。
しばらく観察していましたが、やはり頭が重そうでした。それに餌も食べずらそう・・・。
ですが、過酷な自然の中、何がなんでも生き残ろうとする強烈な生命力がひしひしと伝わりました。ちょっと感動するくらい凄い有り様でした。
強い生命力と同時に、何だか切なさも感じました。ヨロヨロと歩き回り、何でこんなことになってしまったのか自問しているようです。
毎年、エゾシカは春先に角が抜け、生え変わります。そうなればこのエゾシカも解放されるでしょう。そして、すでにそうなっているかもしれません。厳しい冬をよく生き抜きましたね・・・。
優しさにあふれた記事で感動しました。
元気に生き延びてほしいですね。
MOTOさん
あるがとうございます。
元気でいて欲しいですね:)