現像・レタッチ

Topazのアプリをまとめてみる!便利そうなアプリが多数ある。

投稿日:

先日、ADOBEのスーパー解像度についての記事を書きましたが、そこでTopazにも似たようなアプリがあると知りました。

調べてみるとTopazには多くのアプリがラインナップされているようですね。

そこで、自分への備忘録的な記事として、Topazのアプリをまとめてみたと思います。

Topazのアプリをまとめてみる

Sharpen AI

まずはSharpen AIです。これについては以前、記事にしているのでそれを参照していただければと思います。
参考:ボケやブレの補正にTopaz Sharpen AIを試す。写真は復活するのか!?

Sharpen AIでは特にStabilizeという機能が優秀だなと感じました。これは手ブレや被写体ブレに適しているモードで、ブレの程度を検出してシャープネスをかけてくれます。微ブレ程度ならキレキレに補正してくれる。

この通り微ブレの軽減にはもってこいです。

Photoshopにも「ぶれの軽減」という機能がありますが、個人的にはSharpen AIのStabilizeの方が効果があると思っています。欠点もありますが・・・。

DeNoise AI

次に、DeNoise AIです。

これはよく知られたアプリですね。AIを利用することで、ノイズを除去しつつ、画像のディテールを復元してくれます。詳しくは分かりませんが、従来のノイズリダクションとは全く違ったアプローチ方法でノイズを除去するそうです。

PhotoshopやLightroomによるノイズリダクションは、効果を強くすると塗り絵のようにのっぺりしてしまうことがあります。しかし、DeNoise AIではディテールを可能な限り保った上でノイズを除去してくれる。

特に星景を撮る人はDeNoise AIを採用していることが多い印象。

また、PhotoshopやLightroomのノイズリダクションでは、自分でパラメーターを調整しなければなりません。この塩梅がなかなか難しい。一方で、DeNoise AIはAIがAutoで一発でノイズを除去してくれるので楽チンです。

Gigapixel AI

次はGigapixel AIです。

これはディテールを失わずに画像サイズを大きくしてくれるアプリになります。低画素画像を高解像にしてくれるわけですね。最大600%の拡大が可能になります。ちなみに、Photoshopにもスーパー解像度という似たような機能がある。
参考:ADOBEの新機能「スーパー解像度」が凄い。使い方と効果について。

従来の写真のアップスケーリングは、周囲のピクセルの色から新しいピクセルを近似することによって機能していました。しかし、これではディテールが失われ、画像がぼやけてしまいます。

一方でGigapixel AIでは、何百万もの写真を分析し、機械学習することで、アップスケーリングしても自然なディテールを保ちます。

SNSでは星景のアップスケーリングに適しているという話を見かけました。

微恒星とノイズを判別することで、ノイズだけを抑えつつアップスケーリングしてくれるようです。

Mask AI

Mask AIを使えば、被写体を大まかにブラシで指定するだけで、エッジを区別するようにトレーニングされたニューラルネットワークを用いて、簡単にマスクを生成することができます。

レタッチで手間が一番かかるのがマスクの作成ではないでしょうか!?これがMask AIでは4つの簡単なステップで済みます。

ただし、実際にどの程度使えるのかですね・・・。

細い部分も自然にマスクできるのか、星景などの明暗差の少ない画像でもマスクできるのか、無料でお試しできるので、一度使ってみると良いかもしれません。

Adjust AI

Adjust AIは人工知能を活用することで、ワンクリックにて写真を綺麗にレタッチしてくれるアプリです。

これはどうなんでしょうか!?

ワンクリックでレタッチしたいのなら、個人的にはLightroomの自動補正やプリセットで十分なような気もしますが・・・。

JPEG to RAW

JPEG to RAWはRAWで撮影したかのようにJPEGを編集できるアプリです。

まず、JPEG to RAWでは、JPEG画像を編集した際に出来やすいバンディングを防いでくれます。JPEG画像は基本8ビットなので、チャネルごとに256階調しかありません。これをチャネルあたり65532階調に拡張してくれるようです。65532階調!?本当かという話ですが、そう説明されています・・・。

また、JPEG to RAWはダイナミックレンジを拡張してくれます。完全ではありませんが、JPEG変換により失われたシャドウとハイライトの詳細を元に戻すことができるらしい。

最初からRAWで撮れば良いことですが、設定を誤ってJPEGで撮影していたという失敗パターンはあるあるです。あるいは、JPEGで撮影した古い画像を処理したい時もあるでしょう。こうした場合にJPEG to RAWを使えば、なんとかなるかもしれませんね。非常時に役立つ的なアプリです。

これも無料で試せるので、いざという時に使ってみても良いかもしれませんね。

 

スポンサーリンク

まとめ

Topazには便利そうなアプリが多数ありますね。

どれも無料でお試しできるのが良いです。


  1. mickey より:

    topazのソフトウェアのアップデートは頻繁に行われます。
    (週に1回くらいの頻度)
    いつまで無料でアップデートが行われるのか心配ではあります。

    Photoshopに空の置き換えが追加になりましたが、Liminar AIの
    方が優れているように思えます。余計な心配ですが
    職業デザイナーが失業しそうですね。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      そんなにアップデートあるのですね!
      Liminar AIはすごいですよね、風景写真でも、もやは天気が関係なくなります笑

mickey へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

Lightroomで空を青く美しくRAW現像。段階フィルターが良い感じ。

天気の良い日の撮影において、最もがっかりすることの一つに「写真の空が白っぽくなる」ということがあります。 あんなに綺麗だった青空が、写真だと綺麗な青色になっていない。家に帰って非常に残念な気持ちになり …

便利な32個のPhotoshopのショートカットキーについて。Photoshopを使いこなそう。

写真のレタッチといえばPhotoshop。Photoshopは非常に多機能で使いこなせば、かなり多くの表現が可能になります。 しかしながら、使いこなすのは大変。ということで、Photoshopをちょっ …

「色の関係性」を知り空や草木を鮮やかにする!Psの「特定色域の選択」を使ってみよう!

これから空の青や木々の緑を撮影する機会も増えてきますが、色を自然に鮮やかにするというのは中々難しいですよね。特に空は色が濁りやすいです。 ただ、そもそも空って何色で出来ているのか掘下げて考えてみたこと …

Photoshopでダーク減算(ダークノイズ減算処理)っぽい処理をする!長時間ノイズ(長秒・輝度ノイズ)を消して綺麗な星景!

皆さん、星景などで長秒撮影をしていると赤とか緑とかのカラフルな点々が出てこないですか!? これは長秒(長時間)ノイズとか輝点ノイズと言われるものです。 夏の天の川が立ちのぼってくるこれからの季節、苦労 …

天の川を現像・レタッチ(WB調整編)!Lightroomで星空のホワイトバランスをニュートラルな色に調整しょう!

星景写真について前回は光害を除去する方法について書きました。 参考:天の川を現像・レタッチ(光害除去編)!光害による色被りを目立たなく除去しよう! もっと色々と星景写真のレタッチについて書きたいところ …

About_me_web_site_name

このブログを運用しているWiseCameraです。北海道の田舎在住、写真と山が好き。まだまだ経験や知識を浅いですがコツコツをカメラ勉強中ですので、よろしくお願いします:)
サブブログ(カメラク)も運営しております。

このサイトについて

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ[ワイズカメラ]はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。