私はかれこれ7年くらい!?はニコンのカメラを使っています。
そんなニコンが元気ないらしいですね。ニコンというか、カメラ業界全体も元気ないみたいですね。
もう皆さんご存知かと思いますが。
カメラ業界とニコンの現状
Business Journal に、カメラ業界とニコンの経営に関する記事が掲載されているので、それを引用しつつニコンの現状を確認してみたいと思います。
まず、カメラ業界の現状を確認してみましょう。
2020年のデジタルカメラの世界出荷台数は19年比42%減の888万台だった。
スマートフォンの台頭で市場の縮小が続くなか、新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの中止や外出自粛が相次ぎ、出荷台数が大幅に減った。
台数ベースではピークだった2010年(1億2146万台)の14分の1に激減した。機種別ではミラーレスが26%減の293万台となり、47%減だった237万台の一眼レフを年間ベースで抜いた。
そもそもカメラの販売台数が激減しています。コロナの影響があったとしても、19年比42%減ってすごいですね。世界で888万台しか売れてないの!?と驚きです。
販売台数のピークが2010年ですか。確かにこの頃は、ニコン一眼レフのテレビCMをよく見かけていました。キムタクの。私がD7000を購入したのも、このCMに見覚えがあったからです。それが2020年の販売台数は、2010年のピークからなんと約93%減。今ではCMは全く見かけません。
あと、一眼レフよりもミラーレスの方が売れているのですね。なかなかミラーレスの波に乗れなかったニコンは苦しくなるばかりです。これはシェアにも現れています。
20年1~9月のミラーレス市場はソニーが35%のシェアを占めて首位。キヤノン(30%)は2位。一眼レフ2位のニコンは7.5%で富士フイルム(12%)やオリンパス(8%)の後塵を拝している。
ニコンのミラーレスにおけるシェアは、7.5%しかないのですね。これも改めてビックリです。ちなみに、20年1~9月のシェアでは、Z6IIやZ7IIの売上げが含まれておりません。しかし、他社も同様にソニー α7SIIIやα7C、フジ X-S10などのヒットモデルが含まれていないので、大きく数字が変わることはないでしょう。
やはりソニーは強いですね。キヤノンもミラーレス化は速かったと思います。一方で、ニコンは遅かった・・・。レフ機のユーザーを多く抱えていたのが重しになったのでしょうか。個人的には、ニコン一眼レフカメラのユーザーの中には、「ミラーレスなんて・・・」みたいな方が多かったイメージがあります。
あと、ニコンのミラーレスカメラは中途半端かもしれませんね。ソニーα1やキヤノンR5みたいなガチガチのプロ機もなし、かと言って安価な汎用機もほぼないです。この辺の不器用さがニコンらしいと言えば、そうなのかもしれまんせが。これからに期待ですね。
ついで、ニコンの経営状況。
ニコンの2021年3月期の連結決算の予想は、売上高にあたる売上収益が前期比24%減の4500億円、営業損益が650億円の赤字(前期は67億円の黒字)、最終損益が420億円の赤字(同76億円の黒字)と、過去最悪になるとしている。21年3月期の映像事業の営業損益は400億円の赤字の見込み。全社の営業赤字の6割を映像事業が占める。
カメラの販売台数は、レンズ交換式デジタルカメラが前期比47%減の85万台、交換レンズも47%減の140万台、コンパクトデジタルカメラにいたっては70%減の25万台とほぼ壊滅状態だ。稼ぎ頭だったカメラ事業の低迷が業績悪化の最大の要因だが、それだけではない。
勢いよく売上が減少し、赤字が膨らんでいます。私にはニコンが倒産するか否かは分かりませんが、非常に厳しい状況なのは明らかですね。
また、カメラの販売台数が前期比47%減、レンズも47%減というのも、なかなかインパクトが大きい。ほぼ半減ですか。
ちなみに、ニコンはカメラ事業の他に、半導体液晶装置、液晶パネル装置の精機事業を行っており、これがカメラに替わる大黒柱となっていました。
ですが、こちらも不調でダブルパンチを喰らっている状態となっています。なかなかカメラ事業も復活は難しそうですし、精機事業もかなり暗雲です。構造的な問題が大きいですね。
カメラはスマホが最強だけど・・・
「おすすめのカメラはなんですか?」と問われれば、私はスマホのカメラだと即答します。
機種によっては望遠や広角も撮影可能、手ぶれ補正も強力、画質も良く、荷物にもなりません。最強のカメラです。
では、ミラーレスカメラや一眼レフカメラの良さが何かと言えば、「レンズを交換できる」、「ノイズ耐性(暗所に強い)」、「レタッチの自由度も高い」などでしょうか・・・。
レンズ交換できる点は大きなメリットですね。
動物を撮影したり、あるいは学校行事などで子供を撮影したりする際は、圧倒的にレンズ交換できるミラーレスカメラが良いです。
ノイズ耐性(暗所に強い)も良い点です。
こんな星空だって撮れてしまいます。天の川を撮影できるスマホもあるようですが、センサーの大きなミラーレスカメラの方が絶対的に優位だと思います。
あとは、ミラーレスカメラはRAWで撮影できるので、レタッチの自由度も高い。今ではミラーレスカメラで撮影したRAWをスマホに転送、そしてスマホで気軽にレタッチみたいなことも可能です。
逆に言えば、レンズなんて交換しない(望遠レンズはバカでかいです・・・)、わざわざ星や夜景なんて撮らない、拘ってレタッチなんてしない、と思うのであれば、ミラーレスカメラや一眼レフカメラを使う必要は全くなく、スマホのカメラで十分です。
そして、ほとんどの人はスマホのカメラで十分。しばしば、「カメラが欲しい」という人の話を聞くと、「スマホのカメラで十分でしょ」と思うことも少なくありません。
ですが、ミラーレスカメラや一眼レフカメラは「体験」を与えてくれると思います。やはり良いカメラを持つと、どこかに撮影しに行こうかとなるわけです。「ちょっと遠出してあちらに・・・」とか、「ちょっと早起きしてあの場所に・・・」とか。
これがすごく大切なことだと思います。カメラがあるおかげで、誰もいない山の中へも行けちゃうわけです。人里離れた星空の美しさも、厳しい自然の中に暮らす動物たちの力強さも、カメラが教えてくれたと言っても過言ではありません。
つまり、カメラが「今までに行ったことのない場所」に連れ出してくれ、また「見たことのないもの」を見させてくれるわけです。スマホのカメラではここまでのことはできないと思います。
なので、ある意味ではミラーレスカメラや一眼レフカメラが最強です。スマホのカメラも良いけど、便利で気軽以上のものはないかなと思います。ミラーレスカメラ・一眼レフカメラは不便だし、気軽ではないけれど、それ以上のものを与えてくれます。
ニコン頑張れ・・・
私はずっとニコンを使っています。ただ、はっきりいうとメーカーにはこだわりがありません。たまたま初めに使ったカメラがニコンだっただけ。とはいうものの、これだけニコンを使っていれば、やはり愛着が湧きます。なので、頑張って欲しいです。
やはりニコンはレンズが秀逸だと思います。Zマウントのレンズ群は、これまでのレンズ群よりも次元が上です。
なので最悪の場合、レンズ屋さんになっても良いのではと、ふと思いました。ソニーのカメラに、ニコンのレンズ。なかなか良いですね・・・。
まとめ
カメラ業界頑張れ。ニコン頑張れ。
私がカメラを買いに行ったときには売り場には
CANONとNikonのカメラが並んでおり、販売員に
勧められてCANONのカメラを買いましたが
半年でミラーレスに移行しました。
Nikonの不振は、私達がカメラを始めた頃から始まっており
その後有効な手段を取れなかった結果かと思っています。
また、Nikonを引き受けるだけの体力のある企業が現状では
見つからないように思えます。
C国とかK国でなければ良いなと思っております。
mickeyさん
ミラーレス移行、早いですね笑
これからどうなるのか・・・。
ソニーあたりが買ってくれると良いのですが笑
写真趣味を始めるにあたって「カメラ お勧め 初心者」みたいな検索で調べるのが今の常識ですが、私の頃はキヤノンかニコンが完全に2トップでした。理由としては「サードパーティを含めてレンズの選択肢が多い・高級からコスパ重視までそろってる」と言うものが必ず挙げられていました。この理由は今でも通用する強固なものだと思いますが、そこに基づくと残念ながら今はニコンは該当しがたいでしょう。
ただもう初心者とは言えない私ですが(上手いという意味ではありません(笑))、自分の観点にあう色表現・ホワイトバランス・ダイナミックレンジを導き出す点では今のZ6のカメラで不満はないですね。細かい操作性には不満はありますがカメラのせいで撮れない写真はないといえます。被写体は人それぞれでしょうが、雨の日も雪の日も真っ暗な星夜でも、いつでも臨戦態勢の風景屋としては買い替える必要は感じないですね。
ただ基本的によそのメーカーは知らないので、ニコンが優れているとは断言する立場ではないです。買い替える必要は感じなくても未知の世界をのぞいてみたい気はあります、まあ興味本位でR5だったりGFX100Sを買える日は・・・たぶん私には来ないでしょう。
Labattさん
確かに、これからカメラを始めるというご新規さんには、今のニコンは選びにくいですね。
今、Zマウントを使っている人は、Fマウントからの乗り換えか、以前ニコンを使っていた人が再びニコンに戻ってきたという感じかと思います。
私もニコンには全く不満はありませんが、他を使ってみたい気持ちはあります笑
ただ、やはりニコンから離れる気は全くしませんね!
ミラーレスには目もくれない我がPENTAX(・д・)
唯一のレフメーカーになる日も近いかも(´・ω・`)
そうなれば逆に価値が上がるかもしれない(* ̄ー ̄)
何処でもいいけどKマウント作っておくれ。・゜・(つД`)・゜・
はすかっぷさん
ペンタックスは我が道を進みますね!!笑
ペンタックスのカメラも、アストロレーサーとか羨ましくなる機能が満載なんですが・・・。
なかなか製品出ませんね・・・。
今Nikonを使用しています
メーカーが高画質を追い求めてもミスト系フィルターが流行ったり、色かぶりさせて少し眠い現像をエモいとされてるのでメーカーとユーザーの方向が反対なのも大変だなって思います
Zレンズは好きなので頑張って欲しいです
高スペックな物だけでは無く、撮影が楽しいカメラが良いなって思います
ボタン押すだけで設定無し完璧な絵が出てもつまらないので
何が楽しいかも人それぞれで難しいですね
もし何処かが買うならAppleが買ってくれればiPhone並のタッチにデータもPCに移すのが楽そうですね
witchさん
確かに、ミスト系フィルターとか、最新のカメラにオールドレンズとか流行っていますね。
カメラに色々と求められ過ぎなのかなととも思います。作る側もニーズを捉えるのも大変でしょうね。
Apple × NIKON 全く想像できませんが、すごく魅力ですね!
どっぷりと沼に浸からない限りはそんなに壊れるものでも無いですし、一般人はひょいひょいと買い換えるものでもないので、出荷台数は増えるものでもないかなと思います。
その辺を上手いことミスリードして記事を書いて若者の~にするのが好きなのかなって印象です。
D750を購入して4年たちますが、未だに現役です(笑)
ふるるんさん
確かにそうですね。カメクラ達の機材の買いっぷりを見ていたら感覚がおかしくなります笑
D750、いいカメラですよね。ニコンは本当に頑丈で素晴らしいと思います:)
そもそもフィルム時代は今のように誰も彼もがカメラを持っている、というわけではなかったと思います。
それなりのカメラを持っていたのは特定の写真好きの人くらいで、一般の人々にとって写真は旅行とか記念日とか、特別な時にだけ写すくらいで、わざわざちゃんとしたカメラを買う必要がなかったというか・・
だからお手軽な「写るんです」とか流行ったのでしょうね。
それが、誰でも簡単に写真が撮れるデジカメが出現してこれほどまでに普及しました。
それが、またもとの限定的なユーザーに戻っていくだけのことでしょうね。
ニコンの場合、売り上げ以前に会社の体質が問題のような・・・
良い「モノ」は作るんだけど、世の中にフレキシブルに対応できない頑固職人のような・・・(笑)
そのうちある日突然、SONYがニコンのカメラ事業を吸収・・なんてニュースが流れるかも。
ま、海外に流出するよりはずっといいかな。
nikoさん
学生時代は写ルンですにお世話になりました笑
「頑固職人」、これがいい点でもあるのですが、今はなかなか難しいですね。
SONY × NIKON かなり興味あります!
キャノンは宣伝もうまいし、ニコンは高級機に強い分、敷居が高いです。天邪鬼な私はフィルム時代も含めてキャノン、ニコンには縁がありません。ただ先日Zシリーズを拝見しましたが、よくできています。ただ買うとなると結構な金額がかかる一方、所得は下がっているので、買うのは勇気がいるんです。私の場合、Aマウントのα99Ⅱをいまだに使っています。最新機より劣るとは言え、暗所も強いですし、4000万画素ですし。
一眼レフ初めて買ったカメラはニコンを選びました
眼鏡のレンズもニコンを使ってます
フルサイズのミラーレスでは、ソニーの次にキヤノンがカメラやレンズのラインナップが多い気がします
特にキヤノンのRFレンズはソニー並みに多いし価格も高いので手が出ません
ニコンもZレンズも増えてきましたがもう少し頑張って欲しいです
ニコンのSレンズもキヤノンのLレンズよりは若干価格が安い気がします
キヤノンはカメラもレンズも高いです
komaさん
RFレンズは性能は良いのでしょうが、ほんとに高価ですね・・・。
私もZマウントは若干安価だと思います。Z9も他社よりも安く手にしやすいですね。
それでも、もう少しだけ安かったら嬉しいです笑 もちろん、良いものは高価であるというのも一理ありますが・・・。