風景などを撮影するのに、天気や日の出などの情報はなくてはならないものです。
今ではスマホ1台であらゆる情報を入手できるので本当に便利ですね。
ということで、私が撮影で使っている便利な10のサイトやスマホアプリをご紹介したいと思います。
目次
天気を知る
GPV・SCW
「真っ黒・・・」でお馴染みのGPV気象予報。そして、GPVを使いやすいようにアップグレードしたSCW。
参考:GPVとSCWの違いと使い方。雲海を予測してみよう。
GPVは「Grid Point Value(格子点値)」の略。Grid Point Value(格子点値)というのは、地球上を一定の距離で格子状に区切り(5kmや20km四方)、コンピュータで多岐にわたるシミュレーションを行い、各地点の推移を予測し数値化したものです。
GPV気象予報では、いわゆる「晴れ」とか「曇り」などの天気予報ではなく、雲の動きや風の動きなどを予測してくれます。
このような感じですね。これを見て撮影スポットの気象状況について知ることができます。
GPVはSCWの旧モデルという位置付けですが、GPVは高層天気図なども見られるようなので、気象学的な知識があれば役立つかと思います。
「500hPa高層天気図で−30度の寒気があれば雪が降る可能性が・・・」とか予測できます。
Windy
Windyは風の予報に特化したアプリ・サイトです。
マップ上で風の方向や強さを視覚的に表現してくれるので分かりやすい。
また、風だけでなく天気、気温、雲量をピンポイントで調べることも可能です。
tenki.jp
tenki.jpは日本気象協会公式の天気予報専門メディアです。公式サイトとアプリがあります。
天気予報は外れることが多々あります。なので、いくつかの予報サイトを比較して調べるのがポイントです。私はGPV・SCW気象予報と、このtenki.jpを組み合わせて、撮影ポイントの天気を予測することが多いですね。
また、tenki.jpは天気予報だけでなく、様々な指数を公表しています。
撮影のみならずとも役に立ちますね。
日出日の入りを知る
サン・サーベイヤー
サン・サーベイヤーは太陽と月の位置(方向・高度・時間)を教えてくれるアプリです。無料版もありますが、有料版が高機能ですごく便利。
グーグルマップと組み合わせて使うことができるので、実際に行かなくても現場でロケハンするかのように日の出日の入り方向などを調べることが可能です。
多少の精度の誤差はあるでしょうが、撮影の強い味方になるのは間違いないでしょう。
日の出日の入りマピオン
上のサン・サーベイヤーほど高機能ではありませんが、サクッと日の出日の入り時間や方向だけ知りたいときに便利なアプリです。
高機能なアプリも良いですが、シンプルな無料アプリの方が使いやすい場合もあります。
星や月について知る
星座表
星座表は星景撮影で便利なアプリです。
スマホを空にかざせばその方向にある星を示してくれます。多少誤差はありますが。
また、時間経過による星の動きも表現してくれるので、どの方向の星空が、いつどうなっているのか調べることが可能。
私は天の川を撮る時にいつも使っています。
夜空のカレンダー
夜空のカレンダーは月齢を知りたい時に使えるサイトです。3月であれば24日が新月なので、この前後で星空の撮影ができるとか・・・。
これでざっくりと撮影時期を調べて、詳しくは星座表などを使う感じです。
その他
ジオグラフィカ
地図アプリはGoogleマップが基本ですが、電波のない場所ではジオグラフィカというアプリを使っています。スマホのGPS機能を使って現在位置を精度良く教えてくれる。
登山をする人ならジオグラフィカに限らず、これ系の地図アプリを愛用しているかと思います。
NiSi Filter
これはNDフィルターを使った際に、シャッター速度を計算してくるアプリです。シンプルで使いやすい。
私はそれほど使いませんが、スマホに入れておくと便利な時もちらほらあります。
潮汐なび
これは潮の満ち引きを教えてくれるアプリです。
海で撮影する時に潮を確認する時があります。例えば、エビス岩では満潮の方が迫力が出ますね。
まとめ
有料のアプリもありますが、ほとんど無料で使えます。
どれだけ精度の良い情報を得られるかで、撮れ高も変わってくるものです!