プリントした写真をスチレンボードを使いパネル化してみました。
スチレンボードはポリスチレンでできた軽量なボードです。片面が粘着シートになっており写真などを貼れるものが販売されています。ハレパネ、のりパネ、ピタパネと呼ばれることもありますね。
簡単に安価にできて見栄えも良いのでおすすめです。
目次
スチレンボードで写真をパネル化するメリットとデメリット
メリット
- 安価
- 簡単
- 軽い
- 好みのサイズにできる
- カジュアル
まず、スチレンボードは安価に手に入ります。今回、私が使用したものは700円でした。額装に比べ遥かに安価です。しかも、簡単に加工できます。初めてでも10分足らずで仕上がりました。また、軽量なので展示も容易です。
それからスチレンボードは簡単に好きなサイズにカットできます。なので、写真を好きなサイズや縦横比でプリントしても基本的に対応可能です。額だとなかなかそうはいきません。
また、スチレンボードで写真をパネル化すると、割とカジュアルな雰囲気で写真を展示できます。なので、部屋のインテリアとしても馴染みやすいかなと思います。一方で、写真を額装すると高級感があり映えるのは確かですが、逆にやや堅苦しい雰囲気になることもあるのは否めませんね。
デメリット
- 耐久性に劣る
- 写真が傷つきやすい
まず、パネルが湿気などにより反ってくることがあります。ただし、ある程度厚みのあるスチレンボードで、両面に上質氏が貼ってあるものだと反りにくいようですね。また、落下させたり、ぶつけたりすると、すぐに角が凹む。というように、スチレンボードの場合は耐久性で劣ります。
また、写真が剥き出しになるので傷や汚れなどが付きやすいのも難点です。これは気をつけるしかないですね・・・。
というように、一短一長あります。では、スチレンボードで写真をパネル化する方法とコツについてみてみましょう。
スチレンボードで写真をパネル化する方法とコツ
必要なもの
- スチレンボード
- カッター
- カッターマット
- 定規
- 手袋
まず、スチレンボードが必要です。今回、私は以下のものを購入しました。
アルテ スチレンボード ニューエコのりパネ 5NENP-A2 A2判 5mm厚
可もなく不可もなく普通のものです。個人的には何も不満はありませんでした。厚みは3mm、5mm、7mmなどがありますが、5mmや7mmが扱いやすいと言われています。私は5mmを購入しましたが、写真のサイズによっても変わるでしょうね。
そして、購入サイズですが、今回はA3ノビでプリントした写真を貼る予定なので、A3ノビのスチレンボードを探しましたが、ありませんでした。なので、A2サイズを購入。
このようにだいぶ大きめですが、結果的に良かったです。ジャストサイズのスチレンボードを購入していたら、貼るのが難しかったなと思います。
また、新品のスチレンボードでも角が折れていることが多々あります(これは商品によるかもしれません)。
角が折れていてもカットすれば問題なしです。
なので、ストレンボードを購入する際は、カットする前提で大きめなものをおすすめします。あと、あれば黒いスチレンボードの方が、見栄えが良いなと思いました。
カッターは当然切れ味の良いものです。
オルファ(OLFA) リミテッドNL ねじ式大型刃カッター Ltd-07
オルファリミテッドNL Ltd-07なら間違いない切れ味。カッターマットもあれば良いですが、私は適当に段ボールを敷きました。これでも問題なかったです。
それから定規は写真の長辺以上の長さのあるものが必要。できれば金属製が良いでしょう。あとは手の保護と写真に指紋が付かないようにする手袋です。
パネル化する方法とコツ
まずは、写真を貼る位置を決めて、その中央で幅2,3cmだけ剥離シートを剥がします。
上画像のようにカッターでスーッと軽く剥離シートのみカットし剥がします。
次に、写真を載せて左右のシートを順に剥がし、貼り付けていきます。
この際に写真が折り曲がらないように注意です。また、空気が入らないように貼ります。
というのが、正式な方法らしいですが、私が下手なのか、微妙に中央に跡が残ってしまいました。原因は最初に中央部分をカットした際に深く切り過ぎたのか、左右のシートを剥がす際に写真が折り曲がってしまったのか・・・。
なので、写真に対しスチレンボードが十分に大きい場合は、剥離シートを全て剥がした上で、写真を貼っても良いと思います。私は2枚目をこの方法でやりましたが、こちらの方が上手く行きました(あくまでも自己責任でお願いします)。この際も空気が入らないように注意してください。
そうするとこのような状態になります。
あとは、余分な部分をカットしていきます。
この際に定規を使いますが、写真に直接定規を当てると傷が付く恐れがあるので、コピー用紙などを挟めると良いでしょう。
このような感じですね。
カットする際は一気に切らずに、軽くカッターを当てて数回で切断するイメージで行います。また、切断面は垂直か、やや内側に向けるようにすると見栄えが良くなる。
真っ直ぐ切るだけですが、慣れないと割と難しい・・・。
刃の当たり方が悪かったのか、このように中途半端に切り残ってしまいました。こうなるとリカバリーは難しい。
なので、慣れないうちはフチありでプリントして、フチごとスチレンボードをカットすると、簡単に綺麗に仕上がりやすいなと思いました。
とりあえずはこれで完成です。
微妙に失敗している点がありますが、自分の部屋に飾るだけなので良しとします。
アルテ スチレンボード ニューエコのりパネ 5NENP-A2 A2判 5mm厚
まとめ
以上、スチレンボードで写真をパネル化する方法とコツでした。
簡単に写真をインテリアにできるので非常におすすめです!
御器用ですね。私も一応最近は写真を飾ってみようかなという気もあるのですが、スマホの保護シートすら欠かさず気泡を入れる不器用なので自作するのは全く自信が・・(笑)
Z6の画素数(2400万くらいでしたっけ)だとA3,A2くらいまで引き延ばしても大丈夫でしょうかね。
Labattさん
私も器用ではありませんが、割と簡単にできますよ。
A3は余裕ですね。A2は試したことありませんが、ちょっと厳しいかもしません。ただ、鑑賞距離が長ければ余裕だと思います。