フィルター類 機材

Kenko ZX CPLを導入した。Kenkoの最高峰PLフィルター。

投稿日:2020年9月6日 更新日:

紅葉の撮影に向けてPLフィルターを使いたいなと思っていたところ、有難いことにケンコー・トキナーさんよりZX CPLをご提供して頂けました。

今回はZX CPLがどのようなPLフィルターなのかご紹介したいと思います。

「Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL」の特徴

私の所有するレンズに合わせて、82、72mm、67mmと3枚も。

ステップアップリングで運用すると大変ですからね・・・。

本当にありがたいです。

色被りが少ない

ZX CPL世界最高レベルのカラーバランスを謳っています。新開発の高透過偏光膜を使用しているとのことで、色被りが少ないようですね。

PLフィターを使うと画像が黄色味がかることがありますが、ZX CPLはそうならない。ちょっと試してみました。

曇り空で申し訳ないですが、すぐ分かるような色被りはありません。PL効果が加わるので厳密に比較は難しいですが、ヒストグラムを見ても殆ど変化がありませんでした。つまり、色被りはほぼありません。

他のPLフィルターと比較した訳ではありませんが、これだけニュートラルなら安心して使用できます。

暗くなりにくい

PLフィルターはサングラスのようなものなので、装着すると通常2段ほど暗くなります。

一方で、ZX CPLは最大で1段程度しか暗くならないとされています。なので、シャッター速度が落ちにくく、ファインダーも明るく見やすいままで、PL効果が得られるようですね。

これも試してみました。とりあえず、家の廊下の反射を除去し、シャッター速度を比較してみます。

左がPLフィルターなしでシャッター速度は1/30秒。右がZX CPL使用でシャッター速度が1/15秒。ちょうど1段分です。手持ち撮影する場合でも、1段分くらいであれば問題になりにくいでしょう。

と言うか、PL効果は絶大ですね。

ちなみに、私が以前から持っていた他社のPLフィルターを同じ条件で使うと1.6段分ほど暗くなりました。これでも優秀かと思いますが、ZX CPLはさらに凄いです。

超高解像・片面反射率0.3%以下の超低反射

通常のPLフィルターはフィルター枠でガラス面を押さえて固定するため、ごくわずかな歪みがガラス面に生じることがあります。これによりガラス面の平面性が損なわれるので、解像力に影響を及ぼす。

一方で、ZX C-PLは特殊な緩衝剤でガラスを保持しているため、ガラスの平面性が保たれます。なので、レンズの解像力に影響しにくい

画像引用:Kenko HP

このようなイメージですね。

下手なPLフィルターだと解像力がガッツリ落ちる場合がありますが、ZX C-PLはレンズの解像力そのままにPL効果を効かせることが可能です。Zレンズの高解像力も損なわれないので安心できる。

 

また、ZX C-PLは0.3%以下の超低反射を実現しています。これも画質向上に貢献している。

現在のところ、他メーカーをみても最上位モデルは0.3%以下の超低反射となっているので、トップレベルということになります。ちょっと落ちるモデルだと片面0.6%以下というのが主流のようです。

撥水加工・薄枠

ZX C-PLは撥水加工されているので、渓流や滝などの撮影でも強いです。

また、薄枠仕様なので超広角などでもケラれなく使用可能。変な出っ張りもないのでレンズフード装着可能です。

斜光などでゴースト・フレアが気なるシーンでも、レンズフードの恩恵を受けることができますし、レンズフードをつけるとレンズが物理的に守られますね。

 

ということで、褒めてばっかりになりましたが、本当に褒める点しかありません。価格は高いですが、最高の1枚が欲しいならこれですね。

 

Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL 77mm 高透過偏光膜採用 撥水・撥油コーティング フローティングフレームシステム 547724

 

スポンサーリンク

まとめ

kenko ZX CLPは良いフィルターです。通常の安めなPLフィルターと劇的に性能が違うということはないでしょうが、ワンランク上のPLフィルターであるのは確かです。

拘りたいのであればこのフィルターが良いかと思います。小さな積み重ねは大切です。


  1. Labatt より:

    私はもっぱらPro1Dを使っていますがそうですか、ZXはそんなに良いですか。もっぱらというか全部Pro1Dなので私には比較ができないのですがPL付けても露出への影響が少ないのは良いですね。個人的にはPro1Dは大口径で使用するときにどうしても効果むらが気になる時があるのでそこのプラスがあるなら買い換えたいです。

    まあ私の場合はすぐにフィルターを無くしたりするのでその点で高いのを買うのが躊躇しています。先代のCPLは今は乗鞍高原の滝つぼで眠っています(笑)

    • ワイズカメラ より:

      Labattさん

      私はPro1Dを使ったことがないので、比較してはなんとも言えません・・・。

      大口径でムラがあるかは、そこまではまだ確認していませんでした。広角で使うと、どうしてもムラはできてしまいますが・・・。

      乗鞍高原の滝つぼ笑

Labatt へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

やっぱりカメラ機材は軽い方が良い訳!ミラーレス化や機材見直しで感じる軽さのメリット。

私が初めて一眼レフカメラを手にした6年ほど前は、まだまだミラーレスカメラは一眼レフに遠く及ばないものでした。 しかし、ここ最近で一気にミラーレス化の波が押し寄せています。その波に乗り私も機材をミラーレ …

最近、Zマウントの勢いが増してきたので、ロードマップを再確認してみる。新たに追加されたレンズと、これからのシステムは!?

2018年に登場したZマウント。もう丸2年も経つのですね。型落ちになったZ6はかなりお手頃価格になってきました。 それでSNS上で私の観測範囲ではZマウントが増えてきたなと感じています。今ニコンは色々 …

Zマウントのマクロレンズ、「105mm f/2.8 VR S」、「50mm f/2.8」が登場。他のレンズと比較してみる。

Zマウントからマクロレンズが登場しました。「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」と「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」です。撮影倍率1倍の等倍マクロレンズ。 マクロレ …

知って得するレンズ選びの基本4ポイント。カメラ初心者がレンズを選ぶ時に注意する4ポイント。

カメラを購入する時に困るのがレンズ選びです。 レンズといっても何種類もありますし、同じようなレンズでも微妙な差異があります。 そして、この違いがイマイチわかりにくいです・・・、同じようなレンズがあるけ …

D750とD7200を比較して特に違いを実感した事まとめ!D750を使っての感想や評価!

フルサイズ機であるD750とAPS-C機であるD7200の両方を実際に使用しているので、比較して特に違いがあると実感したことについて書いてみたいと思います。あわせてD750を使っての感想も書きたいと思 …

About_me_web_site_name

このブログを運用しているWiseCameraです。北海道の田舎在住、写真と山が好き。まだまだ経験や知識を浅いですがコツコツをカメラ勉強中ですので、よろしくお願いします:)
サブブログ(カメラク)も運営しております。

このサイトについて

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ[ワイズカメラ]はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。