暖かくなりこれから登山やトレッキンが本番を迎えます。
そこで問題となるのが汗。
私は登山を始めて今年で7年目になりますが、去年初めてドライレイヤーなるものを使い、これがすごく良かったです。
なので、ドライレイヤーのすすめです。
登山やトレッキングでの汗問題
登山やトレッキングをしていると汗を掻きます。
当然、ちゃんと速乾性のTシャツなどを着ていますが、それでも汗で濡れますし、特にザックを担いでいる肩や背中はビショビショになります。
そうすると、ちょっと風に吹かれると、冷えて寒くなります。いわゆる汗冷えですね。そして汗冷えすると、それだけで体力が奪われてしまいます。
また、汗で濡れると不快です。着ているウェアが不快だと、山頂でご飯を食べたり、コヒーを飲んだりする最高の時間も、ちょっとトーンダウンしてしまいます。
長年、この汗問題(特に肩や背中)に悩まされていたのですが、去年ドライレイヤーをすすめられて実際に使ってみたところ、これが最高でした。
ドライレイヤーとは
ドライレイヤーと言われても、馴染みのない方には分かりにくいかもしれませんが、ベースレイヤーの更に下に着るウェアです。
冬であればメリノウールみたいな肌着の下、夏であればTシャツなどの下に着ます。
通常のレイヤリングだと、アウターレイヤー(風雨から守る)・ミドルレイヤー(保温する)・ベースレイヤー(吸汗蒸散)という構成になります。
このようなイメージです。
ベースレイヤーでも基本的には吸汗速乾に優れますが、ドライレイヤーは更に吸汗速乾に優れます。
ドライレイヤーの位置としてはこのような感じ。
直接肌に触れるのがドライレイヤーです。
ドライレイヤーの機能性としては、汗を素早く吸い上げ、それをベースレイヤーに素早く渡すことで、肌から汗を遠ざけます。
実際に着てみると、汗を掻いているのに、肌はサラサラという不思議な感覚になる。そのために、不快感がぐっと少なくなりますし、汗冷えも格段に改善されます。また、着替えの必要も感じなくなるので、荷物も多少軽くなる。
デメリットとしては、肌にピタッとくっつくので若干の圧迫感があること、それから着るものが1枚増えるので多少暑く感じるくらいでしょうか(夏であれば)。暑く感じると言っても、汗処理が改善されるので、ほとんどデメリットは感じません。
ということで、登山やトレッキングにドライレイヤーは非常におすすめです。
おすすめドライレイヤー
特にドライレイヤーをたくさん試してきた訳ではありませんが、私が実際に使ってみて確かに効果があると感じた商品です。
まずは、利用者が多いミレーのドライレイヤー。
[ミレー] ドライナミックメッシュショートスリーブ (DRYNAMIC MESH) メンズ Black-Noir EU XXL (日本サイズ2L相当)
これの特徴は網構造となっていることです。
かさ高のある網目構造なので、汗を吸い濡れたベースレイヤーが直接肌に触れるのを防いでくれます。なので、特にサラサラ感に優れる。素材はポリプロピレン素材で、汗を即座に肌から引き離し、上のベースレイヤーに移行・拡散させます。
ちなみに、私は身長174cm、体重63kgで、S/Mを使っているのですが、もうワンサイズ大きくても良かったかなという感じです。
欠点としては着ているうちに、お腹周りの部分がずり上がってくることでしょうか!?
それから、ファイントラックのドライレイヤーです。
finetrack(ファイントラック) FUM0424 ドライレイヤーベーシックスクープネックT L PA
「ドライレイヤー®ベーシック」という製品。ミレーほどのアミアミではありませんが、サラサラとした着心地で非常に気持ち良いです。
ドライレイヤーとしての機能もよく、また菌の抑制率99.9%以上という優れた抗菌防臭性も良い点です。テント泊などでは着替えられないことも多いので助かります。
これはMサイズでちょうどでした。ミレーのようにずり上がってくることもありません。
まとめ
ということで、汗で悩んでいるならドライレイヤーは非常におすすめです!
また、登山ウェアの中ではそこまで高価でもないので買いやすいかと思います!