写真を上手くなりたいですか!?
私は上手くなりたいです。
それでちょっと調べてみると、上手く写真を撮る為の撮影テクニックみたいなものが沢山ありますね。
そういった撮影テクニックも大切なのですが、それを覚えたからと言って劇的に写真が上手くなるとことは残念ながらありません。たぶん。
また、撮影テクニックばかりが先行してそれに溺れてしまうこともしばしば。
そもそも、撮影テクニック等は一体何の為にあるのか・・・!?
風景写真を撮るうえで大切な考え方とは何なのか・・・!?
このことは言われてみれば簡単なことですが、ついつい忘れがちです。これをしっかり自覚してコツコツ撮影していけばきっと写真は上達していくはずです。
ちなみに、写真の上達には楽しむということが一番かもしれませんが、それは置いておきます:)
風景写真を撮るうえで大切な考え
風景写真においては、風景の見せ方を変えることでより魅力的にするということが最も大切な考え方の一つだと思います。
では、風景の見せ方を変えるとはどういうことなのか!?
ちょと例を見てみたいと思います。
お馴染みの美瑛「青い池」。この写真は約2年前に私が一眼レフカメラで撮影した写真です。
特になんの感想も出てこない写真ですね。風景写真として決して良い写真とは言えません。
これをそれっぽい風景写真にするには、幾つかの簡単な工夫が必要になります。
まず、撮影時間を朝にします。それから、中望遠で撮影してみました。
というのも、朝は斜めから入る光が綺麗ですし、朝と言うだけでいつもとは違って見えます。また、何となく広角で撮影していたのを改め、中望遠を使い綺麗だと思った部分を中心に切り取ります。
いかがでしょうか!?最初よりはいい感じになっているかと。
朝に撮影する、余計なものを省いて切り取る。このように風景の見せ方を変えることで、より魅力的に見せることができます。
朝に撮影したら良いよとか、逆光が良いとかよく言われますが、結局は風景を魅力的に見せるための手段ということになりますね。
また、この写真。
海にある岩。
そのままの風景で、まだちゃんとした風景写真とは言い難いですが、これも工夫をして魅力的になるよう見せ方を変えます。
まずは、撮影時間を夕方に。そして、シャッター速度をやや遅くすることで、肉眼とは違った波の見え方にしてあげます。
そうすれば、それっぽい風景写真に変わります。
これも青い池の写真と同じように、幾つかの工夫をして風景がより魅力的に見えるよう見せ方を変えると言う工程になります。
この時に用いた、NDフィルターを使って動きを表現するみたいなテクニックも、この工程の為の一つの手段と言うことになりますね。
他にも◯◯のコツとか、〜〜の秘訣とか、いろいろ撮影テクニックがありますが、結局は風景がより魅力的に見えるよう見せ方を変える為の手段にすぎません。
もちろん、目的を達成するために手段(テクニック)も大切なのですが、この前提を忘れてテクニックばかり求めてはなかなか写真も上達しにくいですものです。
ただ単に頭でっかちになるだけです。
風景写真を撮ると言うことは、風景の見せ方を変えてより魅力的にする工程でもあり、撮影テクニックなどはそれを補助する手段だとしっかり自覚していれば、テクニックに溺れるることもありませんし、そうしてコツコツ撮影していけばきっと写真は上達していくはずです!
こう言われれば簡単なことなのですが、ややもすれば手段と目的がすり替わってしまうこともあるので、記事におこしておきます:)
まとめ
どうしたら目の前にある風景が一番魅力的になるか、それを考えて撮影するのが風景写真には大切なことです!
撮影テクニックなどはあくまでもそれを補助する為のものです!
その通りだと思います!
自分も結構に理屈っぽいのですがやはり、「どう見せたら魅力的か」という感性が働かないとしょうがないですからね。
もちろん勉強することで「どう見せたら魅力的か」という引き出しが増えるのは事実ですが、知っているテクニックや方法論を実際にフィールドで使えなければしょうがないので、経験や柔軟性も必要だと思います。
TSさん
コメントありがとうございます!
本当にそうですよね!ついつい理屈ばかりが先行してしまうことがあるので、一呼吸おいて感性を働かせています:)
インンプットしたのものを、自分の感性に従ってアウトプットできるようにしたいです!
私はカメラを始めて1年経つくらいまでは、ひたすらいろんな撮影スポットへ行ってバシャバシャ写真を撮り、帰ってから大量に現像してまた撮って….を繰り返していましたが、「魅せる写真」「伝わる写真」を撮りたいと思うようになり始め、”まず自分の目で風景を見て、そして自分が感動したらそれを写真に収める”というルールを作るようにしました。それ以降、作風も少し変わりましたが、フォトコンに出せるような写真や他人に高く評価される写真も撮ることができるようになりました。
やはり技術面も大事ですが、やはり自分の感情に従い、「これを撮りたい!」「こんな作品を作りたい!」という写真を撮ることが一番大切だな、と思いました。
まやさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね、私も最初のうちは絶景を追いかけて、絶景をそのまま撮るみたいなことに終始していました。
”まず自分の目で風景を見て、そして自分が感動したらそれを写真に収める” 本当に大切なことだと思います。
最初の内はなかなかそこに気づきにくいです。
”自分の感情に従い、「これを撮りたい!」「こんな作品を作りたい!」”を貫いていれば、「自分の作品」が完成されていくのだと思います:)