2015年7月16日にニコンから焦点距離16-80㎜の新しい標準ズームレンズ「Nikon(ニコン) 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」が発売されます。
Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
DXフォーマット対応レンズとして、初めてナノクリスタルコートが採用されているようです。
同社のレンズで、以前からあった「Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR ニコンDXフォーマット専用」と似たような焦点距離となっています。このレンズが2008年2月の発売でした。今回はリニューアルという位置付けではないようですが、このズーム域で約7年ぶりの新しいDXレンズとなります。
以前からある標準ズームレンズ(16-85㎜)と比較して、今回発売される「Nikon(ニコン) 標準ズームレンズ AF-S DX 16-80mm f/2.8-4E ED VR」はどこが進化しているのでしょうか?
とても気になるので、比べてみました。
焦点距離16-80㎜で開放F値2.8
新しい標準ズームレンズは焦点距離16-80mm(35mm判換算で24-120mm相当)です。広角16㎜まで使用できて広く撮影もできるし、さらに中望遠域まで撮影可能です。日常的に使いやすい焦点域をカバーしています。
ただ、以前からあった標準ズームレンズが焦点距離16-85mmだったので、望遠側で5㎜短くなっています。「あれ!?」と思いますが、この新しい標準ズームレンズは大きく進化した点があります。それは開放F値2.8ということです。
以前からあった標準ズームレンズ(焦点距離16-85mm)は「F3.5-F5.6」で決して明るいとは言えませんでした。シグマやタムロンの標準ズームレンズと比べてもこの点で見劣りしていました。しかし、今回の新しい標準ズームレンズは「F2.8-F4」で明るいです(通しF2.8ではありませんが)。
焦点距離16㎜-80㎜まで使えて、広角端で開放F値2.8、望遠端でもF値4はかなり魅力的です。しかも、重さは480gでシグマやタムロンの標準ズームレンズと比べても軽量級です。
ナノクリスタルコート採用
これまで、ナノクリスタルコートといえばFXフォーマット(フルサイズ用)の高級レンズにのみ採用されている高嶺の花的なイメージでした(私にとっては)。
しかし、この新しい標準ズームレンズ(焦点距離16-80㎜)はナノクリスタルコートをDXレンズ(APS-C用レンズ)で初めて採用しています。これによって逆光時の撮影などでもゴーストやフレアの発生を大幅に低減することが可能となっています。以前からあった標準ズームレンズ(焦点距離16-85mm)には施されていませんでした。
安価なレンズだとフレアやゴーストに悩むことが多々ありますが、手の出しやすい価格帯のレンズでナノクリスタルコート採用は非常に嬉しいです。逆光をより美しく活かしたドラマチックな写真を撮影できますね。
手ブレ補正効果4.0段
新しい標準ズームレンズ(焦点距離16-80㎜)はブレ軽減効果の高いVR機構を搭載しており、なんと手ブレ補正効果4.0段もあります。以前からある標準ズームレンズ(焦点距離16-85㎜)は手ブレ補正効果3.5段なので進化しています。
標準ズームレンズは1本で多くの撮影シーンをこなすので手ブレは大敵となります。やはり、強力な手ブレ補正機構は必要です。4.0段分もの手ブレ補正効果があれば、光量の少ない室内などでも写真表現の幅が拡がりそうです。
フッ素コートを採用
新しい標準ズームレンズ(焦点距離16-80㎜)は汚れが付着しにくく、付着しても簡単に拭き取れるフッ素コートをDXレンズで初採用しているようです。以前からあった標準ズームレンズ(焦点距離16-85mm)には施されていません。
私、ニコンのフッ素コートの存在を初めて知りました。これが結構優れもののようです。
レンズにフッ素コートが施されていることで、指紋、水滴や泥などがレンズに付着しても拭き取りやすくなります。
しかも、ニコンのフッ素コートは独自のコーティングテクノロジーで耐久性が高く、はがれにくいようです。なので、他の同様のコーティングよりもはるかに多くの拭き取り回数に耐え、その優れた効果が長期にわたって持続します。
例えば、急な悪天候下での撮影や、川や海での撮影で威力を発揮してくれそうです。これは良いですね。
電磁絞り機構を搭載
新しい標準ズームレンズ(焦点距離16-80㎜)は、レンズ本体に駆動機構付き絞り羽根ユニット(電磁絞り機構)を搭載しており、ボディー側から電気信号により絞り制御を行うことが可能となっています。
これにより何が良くなるのかというと、高速連続撮影で安定した露出制御が可能となります。しかも、標準ズームレンズおよびDXレンズで初めての採用となるので、動きの速い被写体を撮影する人には大きな強みとなりそうです。
これも以前からあった標準ズームレンズ(焦点距離16-85mm)には採用されていなかったのですね。
まとめ
私は、以前からある標準ズームレンズ(焦点距離16-85mm)の描写が良いということは分かっていましたが、解放F値3.5であることが気になり購入できずにいました。
しかし、今回の新しい標準ズームレンズは焦点距離16-80mmで解放F値2.8で明るいです。もう、買ってしまいそうです。
Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
17-55mm f/2.8と迷っていますがどちらがいいと思いますか?
D7200使用しています。
通りすがりくんさん
コメントありがとうございます!
16ー80㎜は新しいレンズですがそこまで評判が良い訳ではないようですね。軽くて携帯性はありそうです。一方で、17-55mm f/2.8は古く価格は高いですが、かなり造り込まれた良いレンズのようです。重いですが・・・。
悩みどころですね!
何をどう撮影するかによりますが私なら、中古で安く手に入るのなら17-55mm f/2.8で、新品購入希望なら16ー80㎜を購入すると思います:)中古レンズはリスクもありますが、17-55mm f/2.8は使って愛着が湧きそうなレンズですね。
返信ありがとうございます!
やはり中古はリスクある場合もありますよね…。
D7200の高画素にも対応するようなレンズならやはり新品購入ですね。
16-80mmで落ち着きそうです。
通りすがりくんさん
コメントありがとうございます!
16ー80㎜ですか:)
使用感等のレビュー、ブログで楽しみにしています!
17-55mmの良い中古が手に入ってしまいました。w
【週末写真家】さん
コメントありがとうございます!
17-55mm f/2.8ですか??笑