ニセイカウシュッペ山へ登山と撮影に行ってきました。
ニセイカウシュッペ山とは、北海道北大雪山に位置する1883mの山です。
ここです。
変な名前の山ですが、アイヌ語で「断崖絶壁の上にある山」という意味です。その名の通り断崖がそびえる綺麗な山です。
去年も登ったのですが、この山で熊とバッティングしました。それ以来トラウマです。
コースは片道5.5kmで、登り3時間、下り2時間くらいです。
ニセイカウシュッペ山で登山と撮影
ニセイカウシュッペ山へ向けて出発です。
到着。
入山届けを見ると、先には私の他に1組2名しか入山していないようです。私の到着した時間は結構遅かったので、後から来る人は居なさそうです。
この大きな山に3人だけ・・・北大雪は静かな山々です。
登山道は緩やかで登りやすいです。
でも、30分も登ると汗をかいて息が上がってきます。
入山届けに雪が多くて撤退したという記述が目立っていたので心配していましたが、やっぱり予想していたよりも残雪が多いです
このような急勾配な斜面を何箇所もトラバースします。下の沢まで続いているので、滑ったらタダでは済まないです。緊張。
慎重に歩きます。
ここで先に入山していた2人に追いつきました。雪に手こずっている様子です。
下はあんなに晴れていたのに、山の上は雲に覆われています。
雲がどんどん流れてきます。これは厳しいな・・・。
しかも、追い抜いた2人は後ろから来る気配が全くないので、もしかしたら撤退したのかもしれません。この山に一人だけ・・・なんだか心細いです。
それでも、天候回復を期待し登ります。
本来ならここで表大雪が一望できます。しかし、雲で覆われている・・・。青空は少し見れますが、山頂の雲が厚いです。残念・・・。
それでも、少しずつ晴れてきた!
雲が取れて日差しが降り注いできました。
自然とペースが上がります。
尾根がずっと続いています。
歩いて来た道です。結構な高さまで来ました。
そして、下写真のギザギザした峰が通称アンギラスです。
ニセイカウシュッペ山と比遅麻良山の間にある尖った峰で、こんなにかっこいいのに無名峰です。高さも周りの山よりあります。
これ目当てに来る登山者も少なくありません。
アンギラスの山麓には、谷が気持ち良く広がっています。
そして、これは大槍です。
ニセイカウシュッペ山の尾根上にあります。これもかっこいい。
近くで見てもやっぱりかっこいい。ただ、雲がなければバックに広大な表大雪が見れて、ものすごい景色だったんですが・・・。少し残念です。
晴れた日にもう一度リベンジしたいです。
この山は尾根が渦を巻くような形になっています。
右奥からカーブを描いて左手前まで尾根が伸びています。ここをずっと歩いて来ました。天気はこの時がピークでした。
ちなみに、ニセイカウシュッペ山の山頂は湿ったアンパンみたいな形です。
全然かっこよくないです。
そんなことを考えているうち山頂到着です。ちょうど3時間くらいでした。
ただこの雲。
ほんと残念です。またリベンジしたいです。
ほとんど何も見えないです。
撮影するものもないので、さっさとご飯です。
山で飲む味噌汁は格別。
去年、熊にあった場所に行ってみます。怖いので、熊鈴をめちゃくちゃ振りまくりながら歩きます。
当時は、私が向こうに歩いて行ったところ、反対側から熊が歩いて来ました。
今回はなにも居なかったです。良かった。
山頂の裏側です。カール!?が広がっています。
実は、今回の登山の目的はニセイカウシュッペ山の山頂でなくアンギラスを登ることです。
この尖ったピークから表大雪が一望できて絶景のはず。往復2時間くらい掛かりそうですが、登りたいです。
しかし、今日はあいにくの天気。登ったとしても展望はありません。しかも、東風が強くなってきて、虫も湧いてきました。天候が崩れそうな予感がします。
なので、悔しいですが今回は撤退です。また天気のいい日に絶対リベンジします。
下山。
帰り道で予想通り雨が降ってきました。アンギラスに行かなくてよかった。
また絶対リベンジします。←しつこい。
まとめ
今回は天気が悪くてだめだめでした。しかも、雪が多くてヒヤヒヤしながら歩きました。
次は夏か秋かに行きたいと思います。