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いきなりですが、旅行で行きたい都道府県ランキングで上位に常連の北海道。雄大な自然が残る広大な大地がその魅力です。
しかし一方で、旅行で「がっかり」した都道府県ランキングで第2位でもあります(2015年マイナビニュース)。
なぜなら、移動に時間が掛かり過ぎる。
そう、北海道はでかいのです。
北海道はでかい
道外民「今度、北海道旅行いくー」
俺「どこ行くの?」
道外民「札幌行って、小樽行って、旭山動物園行きたい。あと函館も・・・」
俺「何泊?」
道外民「2泊3日」
俺「・・・」
なぜだかお判りですか・・・。たぶん道外民が思うより北海道はでかいのです。
北海道だけで東北6県(青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島)にさらに新潟県を加えた面積に相当します。あるいは、九州と四国さらに山口県と広島県を加えた面積に相当。札幌市だけで東京23区の1.8倍の面積です。
札幌~網走であれば、東京~名古屋くらいに相当します。
北海道だけ異様にでかいのです。
そして、北海道の中でも、さらに秘境とされるのが道東です。
道東、試される大地。
ツイッターで話題になった地図。
この「ジャスコこの先130km」と「流氷」の部分が道東です。
「ジャスコこの先130km」というのはこのことです。写真は110kmですが。
道東は面積約31,000 km²で人口約98万人。
関東地方の一都六県の面積がおよそ32000km²なので、
大体この部分に約98万人しか居ないことになります。
私の住む町は、
こんな感じで、人より牛のほうが多いわけです。
場所によっては車から牛が撮影出来ます。
サファリパーク状態。
ちなみに、割と近くにある普通だと思っていた駅が、秘境駅だとネットにアップされていたことにびっくりしました。
確かに上下1本だけ。
そして、私の街のペット屋さんでは妖精が購入できます。
氷の妖精が1匹500円で3匹なら1000円で割安です。ポスターの両端がガムテープで止められるという雑さも魅力です。
氷の妖精は冷蔵庫で飼育でき、餌をやらなくても半年間生存可能です(餌の入手の方が困難)。妖精は非常にタフなのです。
ただ、わざわざ購入しなくても、
簡単に入手可能です。
網にごっそり捕獲できます。氷の妖精は、軟体動物門腹足綱後鰓目クリオネクリオネ亜科クリオネ属の動物プランクトンで、オホーツク海ではありきたりな生物なのです。
また、道東にある日本一寒い町、陸別町では1月の1日平均気温-11.4℃で、最低気温-30度を記録することもあります(wiki参照)。これくらい寒いと鼻の穴が凍ってくっ付きます。
ご存知の方も多いと思いますが、北海道では下矢印が道路に無数にあります。
これは、雪が降ったり吹雪になったりすると真っ白でどこが道路か分からなくなるためです。
今年、リアルに私はこの下矢印に何度も助けられました。
吹雪になると自宅前でも遭難するレベル。残念なことに、吹雪で凍死してしまった方がいるのも記憶に新しいです。
こんな自然厳しい大地。
野生動物も熾烈な生存競争を繰り広げます。
熊が鹿を襲っている修羅場も車から目撃することもあります。
私は小学生の頃、グラウンドに鹿の脚などが散らばっているのを発見し凍りついたことがあります。おそらく、熊が食べていたのでしょう。
また、高校生の頃に学校近くに熊が出没した際は、校内に「道路に突然飛び出さないでください」とアナウンスが流れました。
なぜなら、黒い学ランを着ているので、猟師に熊だと誤射される恐れがあるためです。熊より猟師の方が怖いのです。
また、ペットといえど野生の世界の例外ではありません。
私は以前、かわいいウサギを飼育していました。
とても私に懐いていたんですが、ある日突然居なくなりました。
家の周囲を探すとキツネに食べられていました。
というように色々試されることが多いのですが、世界遺産知床を筆頭に最高に綺麗な場所が多いです。秘境といわれるだけあって、魅力的な場所が多いのも事実です。
まとめ
道東は魅力満点。ただ、長年住んでいながら、これまで全然道東巡りをしたことがありません。今年はまだ行ったことの無い秘境を開拓していきたいと思います。