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エドワード・ノートン。彼はカメレオン俳優なんて言われるほど、演技がすごい。まったく別人格かのような演技をこなします。
私は、エドワード・ノートンが好きです。彼の演技だけでなく、彼が出演している映画の内容もはまることが多いです。
エドワード・ノートンは様々な映画に出てますが、特に良いと思う映画3つについて書きたいと思います。
ちなみに、エドワード・ノートンは一年弱日本に滞在したことがあるらしいです(ウィキペディア)。
「アメリカン・ヒストリーX」
あらすじ「白人至上主義の極右組織“ネオナチ”のメンバーとなったある兄弟の悲劇を通し、現代アメリカの暗部を衝いてゆく。父を黒人に殺された恨みから、白人至上主義グループのメンバーとなったデレク。やがて殺人事件で刑務所送りになった彼が、全くの別人になって出所する。そして、デレクは自分を崇拝する弟がメンバーとなっている事実を知る・・・」。
エドワード・ノートンの演技力はほんと素晴らしいと思います。このために肉体改造したとか。
彼は、なぜネオナチとなり、また刑務所に入った後に別人となったのか・・・。人は人により変えられていく。自分の頭の中で考えるだけじゃダメなんですね。考えさせられます。
また、デレク(エドワード・ノートン)の家族愛的な部分もいいなと思いました。彼が弟に語り掛ける優しさや厳しさがとても印象的です。また、弟の作文もとても良いと思います。
衝撃的なラストの後、デレクは悲しみを乗り越えられたのでしょうか?それとの怒りに負けてしまったのでしょうか?とても良い映画です。
「ファイト・クラブ」
あらすじ「裕福だが空虚な生活を送る金融マンのジャック(エドワード・ノートン)は、謎の男テイラー(ブラッド・ピット)に導かれるまま、謎の秘密組織:ファイト・クラブのメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。ジャックは次第にファイト・クラブにのめりこんでいく・・・」。
戦闘シーンなどの荒々しさに目が行きがちですが、メッセージ性がとても強く知的な映画だと思います。
映画冒頭、空虚に自分の高価な所有物を読み上げていく主人公。そんな主人公に投げかけられる、「持っているものが自分を拘束する」、「お前は物欲を掻き立てられ踊らされている」とのメッセージ。私はこれがとても印象的です。無骨な言葉に込められる、知的で緻密な意味。これが、この映画を何度も見たくなる所以です。
最後のドンテン返しも良いです。
「真実の行方」
あらすじ「大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロン(エドワード・ノートン)という青年だった。売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは・・・」。
はらはら、どきどき見れます。どうなるの!?と思っていたら、最後に衝撃。真実とは法廷で陪審員の頭の中につくられる架空のもの。複雑な後味がこの映画の魅力です。
まとめ
「レッド・ドラゴン」、「25時」、「幻影師アイゼンハイム」、「ミニミニ大作戦」、「ラウンダーズ」や「ラリー・フリント」などエドワード・ノートンが出ている映画はたくさんありますが、この3つがおすすめです!
演技も秀逸で内容も濃いです!