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流氷接岸
まだ公式には発表になってませんが、一部地域で流氷が接岸しました!!
楽しみにしていた流氷がついにきました!流氷が来ると冷え込むと言われていますが、今朝は全道的に冷え込み、近くの遠軽町では氷点下25℃を記録しました。
流氷の圧倒的スケール
早速、海岸へ撮影に行きました。一昨日は吹雪だったため、雪原には模様ができています。普段は雪白い海岸も、巻き上げられた砂で汚れていました。
海岸まで1Kmくらい歩かないと行けないんですけど、テンションが上がって歩くスピードが速まります笑。
そして、海岸線に出ると一面流氷でした。
もう綺麗というか視界に入った途端、どっかんっんんー!!と意識に衝撃が走りました。すごい迫力と異世界のような雰囲気。ただ、曇りだったので少し暗いです・・・。
長年、北海道に暮らしていていながら、「流氷なんてわざわざ見に行かないよ~寒いし~」とか言っていた自分を殴りたいです。正気かと。ほんと綺麗です!!
普段は荒れ狂うオホーツク海も、今日は流氷で蓋がされているせいか、波がほとんどありません。深く透き通っています。
そして流氷は、なんとも繊細な美しさもあります。初期の流氷には、薄いハスの葉状のものができます。これがどんどん成長して大きな流氷になります。
海岸に押し寄せた流氷は、波で丸く削られます。真ん丸がごろごろしています。
こんな事もできます。積んでみました笑。登山しているとよく見かけるケルン。
大きく成長した流氷はかなりしっかりしていて、乗ってもびくともしません。実際に乗ってみました。波でかすかに揺れますが結構安定しています。
流氷から流氷に飛び乗り、海側へ移動しました。しかし安定しているとは言え、氷の下は数mくらいはある深い海です。もし薄い所があって割れたらと考えると急にビビッてきます。サロマ湖に落ちた悲劇が頭を駆け巡ります。安全のために退散。
流氷の上でぼーーと景色を見ているときに、何かの鳴き声のような音が聞こえます。テレビで聞いたクジラの鳴き声のような音、「キョーォォーン、キョーォォーン」って音です笑。いや、実際に文字にできないような音です。
流氷がこすれる音でした。足元の流氷が割れていて、波に揺られることで氷同士こすれ音が鳴っていました。流氷の鳴き声です。何ともいい、落ち着ける音です。
夕暮れ。海面が鏡のようです。
これから本番
やっと流氷接岸初日を迎えましたが、これから3月下旬まで海は流氷で覆われます。風と海流の働きで、毎日表情の違う氷を見ることができます。シャッターチャンス無限。
帰り道にオジロワシを見かけましたが、これからアザラシやオオワシもシャッターチャンスがあります。楽しみです。