バッテリーは純正が安心なのは確かもしれませんが、純正バッテリー(EN-EL15)が故障しました。
今まで安価な互換バッテリーでさえ壊れたことはないのに・・・。
調べてみると特別に珍しいことではないようですね。
なので、今回の経緯や症状などについてまとめてみたいと思います。
やはり、純正バッテリーでさえ突然壊れることがあるので、予備バッテリーは絶対あった方が良いですね。
Nikon Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL15
純正バッテリー(EN-EL15)が故障した
問題の純正バッテリー(EN-EL15)はこれです。
D800系、D700系、D600系、D500、D7000系などに付属しているバッテリー。ニコンユーザーにはお馴染みにのバッテリーですね。
ちなみに、今回故障したものはD750を購入した際に付属してきたものです。なので、およそ2年間使用してきたことになります。
参考:フルサイズ機!NikonD750と広角ズームレンズ16ー35㎜F4を購入!
2年は短くはないですが、決して長くもないですよね。このバッテリーは5000円以上するものなので、そんなに頻繁に買い替えたりもしないと思います。
では、まず簡単に壊れた経緯と症状について書きたいと思います。
壊れた経緯と症状
8月下旬にトムラウシ山で登山をした時の出来事です。
参考:トムラウシ山・ヒサゴ沼で2泊3日の登山(1日目南沼テント場泊)!sigma14㎜F1.8の初陣!
この日は問題のバッテリーをカメラに入れて、朝5時から夕方15時くらいまで使っていました。
そんな感じで半日ほど使用してバッテリーの減りはメモリ1、2コくらい。さすがニコン一眼レフはバッテリーの持ちが良いです。
その後、テントで17時くらいまで仮眠。目が覚めてカメラみるとバッテリーが空でカメラの電源がつかない状態になっていました。
あれ!?なぜか半分以上あったバッテリーが2時間放置しただけで空になっている・・・。しかもカメラの電源は切っていたはずなのに。仮に電源が入っていたとしてもバッテリーが空になることは考え難いです。
なので、その時は誤ってライブビューのままにして寝てしまったのかなと思っていました。とりあえず予備バッテリーもあるし良いかなと。
その後帰宅し、問題のバッテリーを充電しようとした時のことです。
ニコンを使われている方なら分かると思いますが、普通は充電器にバッテリーを入れてコンセントに挿し充電すると、オレンジ色のランプがゆっくり(1秒間隔くらいで!?)点滅しますよね。
ただ、問題のバッテリーは充電を試みると「ピコピコピコピコピコピコ・・・」と早い点滅になりました。
あれ!?なんかおかしい。
ただ、とりあえずその状態で数時間放置してみました。それでカメラにバッテリーを入れてみたのですが電源がつかない。つまり、全く充電できていない状態だったのです。
ここで壊れているとはっきり分かりました。
ちなみに、充電器の方は他のバッテリーは充電できていたので壊れているとは考えられません。
考えられる原因と改善策
この症状について調べてみると、充電器のランプが早い点滅になるのは以下の状態であることが多いとのこと(メーカーによって違うかもしれません)。
- バッテリーの温度が高すぎたり、低すぎたりしているため、充電を一時停止している状態
- バッテリーの端子汚れにより充電異常を検出し充電を停止している状態
この2つです。
まず最初の状態に関して、特にバッテリーが熱かったり冷たかったりはしていません。常温です。
念のためにニコンHPを確認するとこんな情報がありました。
参考:ニコン レンズ交換式デジタルカメラ用 Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL15ご愛用のお客様へのお詫びとお知らせ
なにか一部のEN-EL15が機能不全に陥って、さらに稀に異常発熱するらしい。これならランプの早い点滅も考えられるかもしれません。
ただ、製造ロット番号を確認したところ該当していなかったのでこの線はないです。
次に、バッテリーの端子汚れですが、2年間屋外で使っているので十分に考えられます。
ここですね。
なので、無水エタノールでクリーニングしてみました。
でも、状況は変わりません。早い点滅で充電されていない・・・。
やはり完全に壊れているようです。
水に濡らしたわけでもないし、衝撃を与えたわけでもないし、高温に晒したわけでもありません。原因不明で突然壊れました。
ネットで調べてみると同様の方もいらっしゃいました。リンクを貼らせて頂きます。
参考:EN-EL15(ニコンのカメラ用電池)が、MH-25(充電器)で充電できない問題 – 充電エラー
参考:ニコンD7100のバッテリーEN-EL15が突然エラーの不具合発生
安心安全の純正バッテリーであっても突然死することは珍しいケースではないことが分かりました。
もし、私がトムラウシ登山で予備バッテリーを持っていなければ、その後の奇跡のような光景は写真に撮れていないことになります。
考えただけで萎えますね。予備バッテリーはカメラの命です。万が一に備えるのは大切ですね。
Nikon Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL15
互換バッテリーについて
ちなみに、互換バッテリーもこれまでに幾つか使用してきました。
もっとあったはずなのになくした・・・。
互換バッテリーは格安なのが魅力です。ただし、性能はそれなりです。
私は不具合を起こしたことはありませんが、中にはカメラが認識しないという方もいるみたいですね。
あと、絶対的に言えることだと思いますがヘタレるのが早いです。
購入した当初は純正と変わらず使えますが、半年間(早いものだと3ヶ月)も使えば、フル充電したはずなのに撮影で全然持たなくなります。すぐに残量メモリが減る。
私の場合ですが、純正バッテリーは2年以上使ってもそんなにヘタレていません(今回のように突然死はありますが)。D7200を購入した時に付属したEN-EL15が、2年半以上使っていますがまだまだ元気です。
ただ、互換バッテリーは安いので急遽必要になったみたいな場合は良いかもしれませんね。
ロワジャパンの互換バッテリーは純正の半分以下の価格。
そうは言っても、個人的には純正が良いかなと。
純正でさえ今回のようなことがあるのに、互換バッテリーを大事な場面に持ち込もうとは思いません。
まとめ
これから寒くなると余計予備バッテリーの必要性は高まりますね!
ソニーのフルサイズミラーレス機に憧れるけど真冬の北海道ではバッテリー的にどうなんでしょうかね・・・!?
バッテリーの突然死は怖いですね。
私はα7IIを使っていますが、とにかくバッテリーの減りは早いです。電源切り忘れなんてしようものならあっという間になくなります。笑
バッテリーは3個体制ですが、今でこれなので冬はどうなってしまうんでしょう…
ただα7RIIなどはUSB給電もできるらしいのでモバイルバッテリーがあれば問題はそこまでないような気もします。
ちょっと前までD5500使ってましたが、レフ機はバッテリーの保ちが段違いですね!
しーさん
コメントありがとうございます!
やはり早いのですね、一眼レフ感覚で使うとやばそうですね!
冬の氷点下で1日撮影とかだとものすごバッテリーの数になりそうです・・・。
ただ、モバイルバッテリーを使えることは初めて知りました!これならそんなに心配もなさそうですね:)