久しぶりに写真本を買ってみました。
「心を震わせるドラマチック写真術」です。
心を震わせる ドラマチック写真術 (こんな写真が撮れるのか!シリーズ)
現在、インスタグラムやツイッターなどで人気が出ているフォトグラファー達が手がけた写真本です。
掲載されている写真は綺麗で見て惚れ惚れ。内容も興味深いことが書かれていました。
ただ、写真の撮り方を学ぶという点に関しては、やや期待外れというのが正直な感想です。辛口で申し訳ないですが・・・。
今回は、「心を震わせるドラマチック写真術」を読んで色々と感じたことを勝手に書いてみたいと思います。
「心を震わせるドラマチック写真術」を読んでの感想
内容をざっくりと書くとインスタグラムやツイッターなどのSNSで人気のある写真家7人が、自ら撮影した写真を解説しながら、撮影のテクニックやポイントなどについて解説していくという内容です。
「心を震わせる風景写真」「心を震わせるスナップ写真」「心を震わせるポートレート」などなど6つものチャプターで構成されています。
まずは、良いなと思った点から書いてみたいと思います。
単純に写真がきれい
掲載されている写真が本当にきれいです。
普段はウェブ上で見ることの多い写真ですが、紙に印刷されているとまた違った雰囲気になります。
なので、写真集的にぱらぱらめくって眺めても面白いです。
私もこんな写真を撮りたい・・・。
参考になる
この本を読んで、何気なく撮影されている(ように見える)写真でも撮影者の細かなテクニックや心遣いが込められているのだなと改めて感じました。
一枚一枚小さなことを積み重ねて撮影されています。私はガサツに撮影しがちなので、こんな風に繊細に撮影できるようになりたいです。
あとは、フォトグラファーのコラムも掲載されていて、普通の写真本では書かれていないようなことが読めて参考になります。
こういった自己流のノウハウは貴重ですね。
「ほほー」となんだか得した気分になります。
ただ、不満な点もありました。
誰が読めば良いのか分からない
初心者の方が読むにしては基本的な説明がかなり抜けているなと感じました。
例えば、「トーンカーブは階調が破綻しないように調整しよう」とか「等倍レンズがおすすめ」などなど書かれていますが、トーンカーブが何でどのような性質があるのか、あるいは等倍とは何か、といった説明が飛ばされているので初心者の方には読みにくいのでないかと思いました。
また、逆に初心者以外の方が読むにしては目新し内容が少ないとも思いました。
例えば、「夜景は三脚を使いましょう」とか「逆光で明るい時は白飛びさせないように露出を暗めに」などなど、なんとなく物足りないと感じる内容が多いのが正直なところ。もっと骨太な内容がたくさん欲しいです。
なので、初心者向きでもないし、それ以外の人向きでもないと感じました。誰を対象としているのだろう・・・。
内容が体系的でない
複数人で書いたことを1冊にまとめているためか!?、本全体的にまとまりがないというか、「あれ!?さっきも同じような内容が書かれていたよな・・・」みたいなことがあります。
例えば、「露出アンダーに撮影。後にレタッチでシャドーを明るくして階調を豊かにする」というようなことが何回も出てきました。
そういったことはまとめても良いのではないかと・・・。
そして、この本は風景写真からテーブルフォトまで幅広く書かれていますが、それもなんだか広く浅くみたいな印象です。なので、散発的な内容が多いという印象が拭えません。
せっかくお金と時間をかけて読むのだから、ある範囲内をしっかりまとめている内容が欲しいというのが個人的な感想です。
確かに「参考になる」と上記しましたが、購入して手元に置いておくべきものかと問われれば否と答えてしまいます。
色々と辛口なことを書いてしまいましたが個人的意見なので・・・。ついでに、良いと思う写真本も書いておきたいと思います。
良いと思う写真本
自分が手にした中で特に良いと思う写真本はこれです。
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101 写真がもっと上手くなる101シリーズ
初めて一眼レフカメラを手にした直後(2年以上前)に購入して、今でもたまにパラパラめくって読んでしまいます。できれば、Kindleではなく紙をお勧めします。
本当にあらゆることが1冊にまとめられています。広いし深い。
これ1冊でかなりの知識が付きます。
しかも、上写真のように写真の要素ごとに体系立ててまとめられているので読みやすいし分かりやすいです。
そして、「絞り」「シャッター速度」「ボケ」などの基本事項からある程度深い内容まで書かれているので、初心者から中級者以上まで幅広く読めると思います。
これおすすめです。
これ1冊あれば他の本は要らないくらいですし、ずっと手元に置いて役に立つ本です。
まとめ
以上が、私が「心を震わせるドラマチック写真術」を読んでの感想です。
ただ、感じることは人それぞれなので、他の人には良い本になるかもしれませんね。
心を震わせる ドラマチック写真術 (こんな写真が撮れるのか!シリーズ)
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101 写真がもっと上手くなる101シリーズ
僕もこちらの本を購入しました。
とても楽しみにしていたばかりに、内容がちょっと薄かったかな?という感じもしています。
初心者というよりも、写真をある程度されていて次のステップで「自分の表現を出したい!」という方が読まれると「こんな見方もあるのだな!」と思わされるのかな?と感じました。
個人的な見解ですが★3.5ぐらいな内容でした。
ちかPhotoさん
コメントありがとうございます!
ちかPhotoさんも購入されたのですね!
私も同様の感想です:)
なんだか中途半端な内容だなと思いました。さらっと目を通すだけで良い感じの本です。
価格も少し高いです笑
はじめまして、いつも更新を楽しみにしています。
カメラの購入相談をさせていただきたいのですが、質問フォームが見当たらなかったので、失礼ながらこちらに書かせていただきました。
約2年前にD5100と35ミリF1.8単焦点レンズを購入し、カメラにハマりました。主に嫁のポートレート撮影をしています。
そして3ヶ月前に長男が産まれ、嬉しい事に被写体が増えました。これからは子どもの成長も撮っていきたいと思っています。
wise cameraさんのブログを読むうちに、フルサイズ機への憧れが大きくなり、D750を買うべく頑張ってへそくりを貯めてきました。購入はまだ先でいいかと思ってましたが、いまキャッシュバックキャンペーンをしている事を知り、買うかどうか迷っています。
D750に合わせるレンズは、予算があまり無いので、タムロン28-75にしようかと思っています。単焦点も好きですが、画角がいつも同じでつまらないと感じることもあるからです。
購入に悩むのは、今のD5100と単焦点の組み合わせでもそれなりに満足しているので、フルサイズ機にしたところでどれほど違いがあるのかが、正直よく分からないからです。
漠然とフルサイズ機に憧れているだけで購入するべきなのか、と躊躇しています。
フルサイズ機にすることで、どれほどのアドバンテージがあるのか教えていただければ幸いです。
タムロン28-75以外にもオススメのレンズがあれば教えていただければ幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。
りゅうパパさん
ご質問ありがとうございます:)
お子さんが生まれたのですね!おめでとうございます!
それでフルサイズ機(D750)移行やレンズなどで悩まれているのですね:)
すいませんが、少々考えてからお答えさせて頂きたいと思います、お待ちくださいませ:)