Nikonのミラーレスカメラと共にZマウントレンズも3本正式発表されました。
それと同時に今後のレンズ開発のロードマップも示されています。
果たしてZマウントレンズはどんな感じなのか、また今後のレンズ展開は!?
目次
Zマウントレンズの特徴
Zマウントは内径55㎜、フランジバック16㎜となりました。どのマウントよりも大きく、フランジバックも短いです。
これによりレンズ設計が優位になるらしいですね。より高解像で明るいレンズが製作可能だとか。ニコンはその点をかなり強調していました。
また、Zマウントレンズには新しく「S-Line」という高級シリーズ!?みたいなものができるそうです。キャノンでいうLレンズとかソニーでいうGMレンズみたいなものでしょか。もともとニコンにはナノクリレンズは高級(プロレンズ)みたいな感覚はありましたね。
それで「S-Line」のレンズには全てナノクリスタルコートが施され、写りもより良いらしです。
参考:nikon-image
今後、レンズが展開されていくにつれて詳しい内容が明らかになるのでしょうね。
Zマウントレンズが3本正式発表
今回、正式発表された3本のZマウントレンズについて少しみてみたいと思います。
まず、共通しているのはどのレンズも「S-Line」であること。故に、ナノクリスタルコートが施されています。また高い解像度、美しいボケ味、少ない収差、優れた点像再現性などは、どのレンズでも高いレベルで完成しているようです。
確かに、サンプル画像はとても綺麗だと思いました。
また、3本とも「防塵・防滴に配慮した設計」です。
参考:nikon-image
完全な防塵・防滴ではないようですが、Fマウントレンズの大三元も「防塵・防滴に配慮した構造」と表示されていましたね。同レベルということでしょうか。
それから、3本とも動画撮影を優位にするコントロールリングというものが付いています。あと、すべてEタイプ。
では、それぞれ見てみましょう。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
参考:nikon-image
焦点距離24-70mmでF4通しのズームレンズ。重さは約500g、レンズ径72mm、長さが88.5mm。最短撮影距離0.3mで最大撮影倍率0.3倍です。これは小三元ですね。Fマウントでは小三元はナノクリ無しでしたが、ZマウントではS-Line扱いでナノクリ有りです。
※Fマウントの小三元もナノクリ採用でした。
Fマウントの小三元(24-120mmF4)が重さ約710g、長さが103.5mmなので、それなりに軽くコンパクトになっていると思います。他社の似た焦点距離のミラーレスレンズと比べても同じくらいです。
ただ、なぜ焦点距離24-70mmなのだろうか。Fマウントと同じく24-120mmなら良かったのに。あと、このレンズだけフッ素コートされています。
写りはすごく良いのでしょうね。2018年9月下旬発売予定で価格は13万6500円。
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
参考:nikon-image
焦点距離35㎜でF1.8の単焦点レンズ。重さは約370g、長さが86.0mm、レンズ径62mmです。Fマウントの35mmF1.8が重さ約305g、長さ71.5mmなので、ミラーレス化してやや大型化しています。それだけ写りにはこだわっていると言うことなのでしょう・・・。
最短撮影距離0.25mで最大撮影倍率0.19倍。
このレンズの特徴としては2組のAF用駆動ユニットの連携で2つのフォーカス群の位置をミクロン単位で厳密に制御し、近距離の収差を劇的に改善しながら、極めて高いピント精度と高速なAF制御を実現していることです。なんか凄そうですね。
2018年9月下旬発売予定で価格は11万4000円。
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
参考:nikon-image
焦点距離50㎜でF1.8の単焦点レンズ。
重さ約415g、長さが86.5mm、レンズ径62mmです。Fマウントの50mmF1.8が重さ約185g、長さは52.5mmとなっています。写りの次元は違うのでしょうが、大きさもかなり大型化しています。シグマのArtレンズよりは軽いですが。
最短撮影距離0.4mで最大撮影倍率0.15倍。
2018年10月下旬発売で8万3500円。
全体的にすごく綺麗には写るのだと思います。使ってみたい。
今後のロードマップ
そして、これが今後のロードマップ。
参考:nikon-image
2018年
35㎜ f1.8 S
50㎜ f1.8 S
24-70㎜ f4 S
2019年
58㎜ f0.95 S Notct
20㎜ f1.8 S
85㎜ f1.8 S
24-70㎜ f2.8 S
70-200㎜ f2.8 S
14-30㎜ f4 S
2020年
50㎜ f1.2 S
24㎜ f1.8 S
14-24㎜ f2.8 S
という具合です。
大三元は2020年に完成、小三元は2020年でも完成しません。さらに200㎜以上の超望遠はありません。あくまでも予定ですが。
そして、Zマウントは明るいレンズを作れることが魅力のようですが、58㎜ f0.95とか50㎜ f1.2などはあるものの、どれも目新しいものはありません。20㎜ f1.8とか24㎜ f1.8とかもうありますよね。大三元も同じ仕様です。14-30㎜ f4は新しいですが、シグマが12-24㎜ f4というより刺激的なレンズを出しています。
これが20㎜ f1.0とか14-24㎜ f1.8などがあるならかなり魅力的なのですけどね。このままだとZマウントの強みを活かしきれていないような。よっぽど解像して収差もないなら良いのかもしれません。星が完全な点とか。
あとレンズはそこまで小型化しないのかなと思います。上の本の3本のレンズも少し重いし大きめですね。
58㎜ f0.95とかこれですからね。
参考:nikon-image
ガラスの塊って感じです。ミラーレスでカメラが小さくなった意味が・・・、それよりもZマウントで新しいレンズが作れるようになったことの方がメインのようです。
おそらくレンズ全体でこの傾向ではないでしょか。
あと餌まきレンズ的な安くて楽しめるレンズも欲しい。ニコンはマウント仕様を公開しないようですが、それではシグマやタムロンなどのサードパーティ製レンズも増えませんね。
とりあえず、不満を言いましたが2020年までにどのようなレンズラインナップになっているのか興味はあります。
まとめ
しばらくはマウントアダプターを離せませんね!
とりあえず、Zレンズは使ってみたいです:)
Nikonのミラーレスのレンズロードマップを見る限り
東京オリンピックはスルーですね。
フランジバックが短くなると広角レンズの設計の自由度が増し
小さく出来るので、広角にはメリットがあるが、望遠は一眼レフと
同じような大きさになるようです。
NikonはZマウントで自由度が増したと言えば言うほど
Fマウントの窮屈さをアピールしているように思われます。
ソニーのEマウントレンズのラインは
無印、G、カールツァイス、GMの4種類のラインに分かれてます。
プロ用はZ1かZ9になるのかな?
mickeyさん
コメントありがとうございます!
そういえばオリピックはスルーですね!
流石に間に合いませんか、それよりD6とか発売するにかな・・・。
望遠は変わらないのですね、だからロードマップにも入っていないのか:)
Fマウントも良いレンズ何ですけどね、しかもZマウントレンズは思ったよりも大型です。
ソニーのレンズはややこしいですね笑
Z9とか出そうですが、それなら思いっきりα9にぶつけている感じがすごいですね笑
Z二桁とか廉価なのも今後できるみたいですよ!
ワイズカメラさん、こんばんは。
Nikonは、レフ機及びFマウントユーザーに遠慮しているようですね。個人的には、ミラーレス及びZマウントに全力を注ぐべきと思うのですが・・・
予算に都合がつけば、Z6と58㎜ f0.95 S Notctが欲しいのですが。
koumuinnさん
こんばんは、コメントありがとうございます!
Fマウントは開発継続すると23日の発表でもコメントしていましたね。
私もZマウントに注力すべきだと思います!
58㎜ f0.95 S Notctはびっくりするような価格になりそうですね笑
あれえ?コントロールリングどれ?
24-70とか50とか35とか一個しかついていない。
まさかフォーカスリング廃止?
グイイイさん
コメントありがとうございます!
ォーカスリング廃止は流石に・・・。
来月予約した商品が届くので実際に触ってレポートしたいと思います!