カメラや登山を趣味にしていると休日の天気が気になりますよね。何回も天気予報を確認してしまいます。
もちろん、それによって計画も色々と変わってきます。
ただ天気予報サイトも沢山あるし、それによって予報も違ったりします。果たして、よく当たる天気予報サイトは一体どれなのか・・・。
今回は天気に振り回されないよう天気予報サイトについて調べて書きたいと思います。
天気予報サイトについて少し知ろう
まずは、天気予報サイトについて少し調べてみたいと思います。
今、私は「美瑛町白金」という場所にある「青い池」へ撮影に行きたいです。紅葉に青い水面が映えますし、そろそろ初雪が降りそう。
なので、Googleで「美瑛町白金 天気」と検索しました。
そうすると、「Yahoo!天気」、「日本気象協会tenki.jp」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「Mapion天気予報」、「livedoor天気予報」、「@nifty天気予報」といった天気予報サイトが1ページ目に表示されてました。
そこでどのサイトがどう違うのか・・・。
天気予報サイトは天気予報していない・・・!?
実は、「Yahoo!天気」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「Mapion天気予報」、「livedoor天気予報」、「@nifty天気予報」といった天気予報サイトは正確な意味では天気予報していないです。
どういうことだ??と思うかもしれませんが、これには「予報業務の許可事業者」という単語が関わってきます。
この理解のために天気が予報される流れについて見てみたいと思います。
天気予報の流れ
まず、天気予報と聞くと「気象庁」という単語が思い浮かびます。
気象庁は官庁の一つですが、その業務をざっくりと言うと「気象情報の提供」となります。つまり、自然現象の観測データーを収集し、スーパーコンピューター等で解析。その情報を民間会社や法人等に提供しています。
天気予報の源的な存在ですね。
民間会社や法人等はその情報や独自に収集した情報を元に天気予報をします。
ただ、誰でも勝手に天気予報をし発表して良い訳ではありません。そのためには、気象庁長官の許可を受けた「予報業務の許可事業者」である必要があります。
というのも、誰でも勝手に技術的な裏付けも無く天気予報をし公表していたら社会的な混乱を招く恐れがあるからです。なので、必要な技術のあるものにだけ「予報業務の許可事業者」として天気予報の許可を与えています。
「予報業務の許可事業者」の有名どころとしては、日本気象協会(一般財団法人)やウェザーニューズ(民間会社)などがあります。
参考:気象庁:予報業務の許可事業者一覧(気象・波浪)
一方で、上に記載した「Yahoo!天気」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「Mapion天気予報」、「livedoor天気予報」、「@nifty天気予報」といった天気予報サイトは「予報業務の許可事業者」が運営している訳ではないので天気予報自体を行うことはできません。
これらのサイトは気象庁や「予報業務の許可事業者」である日本気象協会やウェザーニューズなどから予報情報を提供してもらい、それをそのまま掲載したり、あるいは二次コンテンツとして発表しているだけになります。
どのサイトがどこから予報情報の提供を受けているのか
では、どのサイトがどこから予報情報を提供してもらっているのでしょうか!?
調べてみると、「Yahoo!天気」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「livedoor天気予報」は日本気象協会と気象庁から情報を提供されているようです。
これらのサイトをよく見ると以下のような記載が見られます。
なので、天気予報もだいたい横並びです。
試しに「美瑛町白金」の1週間予報を見てみます。上から「Yahoo!天気」、「goo天気」、「エキサイト天気」、「livedoor天気予報」です。
サイト毎に掲載している日数が違いますが気温や湿度なども同じ数値ですね。
私が調べた時は、これらのサイトの1週間予報は「気象庁」の予報をそのまま掲載しているようでした。
上は「気象庁」の1週間予報です(美瑛町は旭川の近く)。同じですね。
ちなみに、この時はどのサイトも明日・明後日の天気予報は「日本気象協会」の予報をそのまま掲載していました。
しばらくの間観察していましたが、時間によって、またサイトによって「気象庁」の天気予報を採用するか、「日本気象協会」の天気予報を採用するかは変わってくるようです。
どのサイトが何の基準でどちらの予報を採用しているかは分かりませんが、いずれにせよどのサイトも「気象庁」か「日本気象協会」の天気予報を掲載しています。
また、「Mapion天気予報」、「@nifty天気予報」、は主にウェザーニューズから予報情報を提供されています。
なので、これらも殆ど同じ予報内容となっています。
ということで、天気予報サイトは沢山ありますが、殆どは「気象庁(天気予報)」、「日本気象協会(日本気象協会tenki.jp)」、「ウェザーニューズ(Weathernews)」に集約されていると言えます。
ちなみに、GPV気象予報
GPV気象予報というのもよく当たることで有名ですね。私も使っていますが良いですよね。
これは、気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算し、その予測値を地図上に表示させたものらしい。
他の予報サイトとは毛並みが違います。
他の天気予報と違って地図上で雲の動きを確認できるので、目的地と時間に合わせて天気を予測できます。
便利で精度も高いと思います。39時間先まで予報している詳細予報は結構頼りになります。
それでどれが当たる天気予報サイトなのか!?
それでどのサイトがよく当たる天気予報サイトなのか!?
調べてみると、「気象庁」の天気予報はその精度を公表していました。
参考:気象庁:天気予報の精度検証結果
ただ、他のサイトはこのようなものを公表していませんでした。なので、ちゃんと比較できません・・・。
ただ、個人的な感想ですが特定のサイトだけがいつもダントツで当たるということはないのではないでしょうか!?
であるなら、各天気予報サイトに情報を提供している「予報業務の許可事業者」である、「気象庁(天気予報)」、「日本気象協会(日本気象協会tenki.jp)」、「ウェザーニューズ(Weathernews)」、それから細かに天気を知ることができる「GPV気象予報」から好きなものを複数選びチェックする必要が出てくるかと思います。
天気予報を複数チェックし予報が被ればその精度は高いでしょうし、予報が割れれば多数決です。ありきたりな結論となってしまいましたが複数チェックがコツですね。
ちなみに、私の場合だと明日・明後日の天気では「日本気象協会(日本気象協会tenki.jp)」、「ウェザーニューズ(Weathernews)」、「GPV気象予報」を見比べています。
週間予報では「気象庁(天気予報)」、「日本気象協会(日本気象協会tenki.jp)」、「ウェザーニューズ(Weathernews)」の予報を参考にすることが多いです。
それでいくと、明日の美瑛町は「GPV」では雲が多そうですが、「日本気象協会」と「ウェザーニューズ」は晴れの予報です(晴れと言っても雲量は様々ですが)。早朝の撮影であれば良いかもしれません。
そして、週間予報を確認すると2016年は10月21日の早朝もしかしたら初雪の「青い池」が見られるかもしれません:)
まとめ
休日の天気がはっきりと分かれば良いのですがそれは無理なことですね。複数チェックで確立を高めることくらいしかできません。
ただ、「Yahoo天気」などはただ単に他所の天気予報を載せているだけとは知りませんでした!
天気予報は永遠のテーマですよね。
私も撮影に出る前や当日は穴が開くほど見ますが、
やはり複数で判断しております。
ネットが普及する前は新聞やテレビが頼りでしたが
今は便利になりましたよね。
ワイズさんの住んでいる地域で当てはまるのかは不明ですが
毎週月から金曜夕方6時にNHKで放送している
『ほっとニュース北海道』の
天気予報だと美瑛の天気予報も出ますよ。
(夕方6時40分以降)
※もしかしたら道内でも住んでいる地域毎に天気予報のエリアが違うかも?
違ってたらm(__)m
そして青い池に昨日行きましたが、ようやく色付き始めたので
1週間後どう変化しているのか?っていう感じでした。。
インスタにも載せましたが、白髭の滝までですね。
ご参考になれば~
morinokoeさん
コメントありがとうございます!
本当に天気気になりますよね。ネットは便利でスマホのアプリなども充実しています!
『ほっとニュース北海道』で美瑛の天気予報が出ているのですね:)
土日の撮影に役立ちます!
NHKの天気予報も気象庁や気象協会の予報を発表しているようですが、『ほっとニュース北海道』の天気予報もそうなのだろうか・・・。調べてみたいと思います:)
もう晩秋なのに、今年は紅葉が遅いですね・・・。近々行ってみたいと思います:)
白髭の滝の写真は綺麗でした!今が見頃ですね!
ありがとうございます!
天気予報はまあはっきり言って当たらないので神のみぞ知るですが、自分で天気図で判断できるようになるとなぜ晴れマークがつくのか、雨マークがつくのかの根拠が分かるようになりますので多少の誤差が生じる可能性を自分で判断できるようになります。天気図といってもこれもいろいろ種類がありまして、掘り下げるとなかなか大変ではありますが。
GPVの雲予報は頼りにしているのですが、早い段階から見ていると直前に出す予報とだいぶ変わってることがよくありますので、これもあまり過信は危険だなと思う次第です。
Labattさん
コメントありがとうございます!
自分で天気図が判断できれば強いですね!撮影のみならず登山にも必要な知識ですし。
確かに天気図も沢山ありますね・・・新聞などに載っている単純なやつなら何となくは読めますが、他のものは何に着目すれば良いのか難しいです:)
GPVは詳細予報までを信頼しています。それでも外れることがありますが・・・。
それで悔しい思いも数知れずです・・・笑
気象情報はあくまでも情報であり予報です。
外れても、気象庁に責任はありません。
私の星撮りの経験上、GPVもまったく当てになりません(笑。
OSがスパコンではなくて、win98を使っているという噂も…。
冗談はともかく、ある山好きは晴れ確立30%以上は晴れない(晴れない傾向)
と判断しているそうです。これがまた当たる。
私は地元限定で、○○山に雲がかかっていたら曇か雨としています。
こっちのほうが気象庁よりも当たります。
話し変わって、紹介いただいた山用のシルイの三脚。
あれ、早速買って使ってみたのですが抜群の機動性で目から鱗でした。
ありがとうございました!
ふみふみさん
コメントありがとうございます:)
そうですね、文句は言えないです笑
夜の天気はさらに難しいですよね・・・雲を目視できませんし。
まさかwin98とは・・・笑
確かに地元なら経験的に天気の指標みたいなものがありますよね:)
シルイの三脚購入されたのですね!
あれはコスパ抜群です!
昨日〜今日まで美瑛、そして旭川空港から飛行機で帰るところです^^
天気予報、私もすごく気にしています。特に旅行者としては、一度予約を入れるともう祈ることしか出来ないので・・・。
毎回旅行時は、晴れたらココ、雨降ったらココみたいに予定を立てています。
肝心の美瑛×紅葉は、他の方もおっしゃっていましたが青い池は色付き始め、しらひげの滝はいい感じでした。
(台風の影響か、滝の上から見る美瑛川の形がかなり変わっていました)
望岳台まで登るとなかなか綺麗でしたが、ガスってしまってすぐに降りてしまいました。
jinkameさん
コメントありがとうございます!
美瑛にいらしたのですね!15日は天気が良かったみたいですね:)
旅行ならなおさら天気は気になりますよね・・・。
実は今日(18日)に美瑛に行ってきました!青い池は見頃を迎えていました:)
平地はこれからみたいです!
ご存知の通り、以前は美瑛川も青くて綺麗だったのですが、私が行った時は濁っていました・・・。これも台風の影響かな・・・。
望岳台はもうすっかり雪景色でしたね。
めちゃくちゃタメになります!
写真と天気は切っても切れない関係ですからね…。
僕は今関東地方に住んでいますが、Twitterで「増田雅昭(@MasudaMasaaki)」さんの情報がとてもわかりやすく、そしてよく当たります。
今は、SNSが発達しているのでそういった方(情報関係者)などをフォローして情報を得るということにも使えそうです!(*^^*)
ちかPhotoさん
コメントありがとうございます!
天気次第ですからね:)
増田雅昭さんですか!なるほど天気予報士のツイッターを見るという方法もあるのですね!
参考になります!ありがとうございます:)
ワイズカメラさん、はじめまして!!
コメント失礼いたします
ぼくは美瑛町のとなり街の東神楽町で写真を撮っております
ワイズカメラさんと同じように初雪の青い池を撮りたいと思い天気予報には注意をはらっていたのですが、天気予報の比較研究まで考えつかなかったので、この記事をとても楽しく読ませていただきました
ワイズカメラさんの熱意すばらしいです
このあとのワイズカメラさんが撮る初雪の青い池の写真、楽しみにしております
Masatoshi Yanoさん
はじめまして!コメントして頂いてありがとうございます!
東神楽町もよく行きます:)
いつも天気予報に振り回されていたので研究してみました笑
参考にして頂け良かったです:)
ありがとうございます:)21日可能性があるので楽しみです!
これからも宜しくお願いします!
天気予測 悩ましい問題ですね。。。
自分の場合、秋から初夏頃までが撮影機会が最も多くなります。
基本的にはtenki.jp(日本気象協会)の週間予報をもとに
寒気予報図を見ながら、直前はGPVで確認。
当たれば儲けもの!位の気持ちでいます。
私の友人は天気予報なんてアテにならない!から、とにかくそこに行ってみる!っていう人がいます。
なぜか・・・60%位の確率で良い方向(晴れ)に外れているんですよね!(笑)
genさん
コメントありがとうございます:)
いっそのこと天気予報を1つにしてもらえると悩まなくて良いかもしれません・・・。
寒気予報図も見るのですね!直前のGPVは頼もしいですよね:)
晴れ男(女)ですね!そういう方いますよね、羨ましいです笑
確かに、とにかく行ってみないと何も始まらないのは事実ですね:)
GPV気象予報はなかなか当たりません。
それどころか現在の状況とさえ違うことすらあります。
私の周りでは皆そう言っていますね。
ちなみに気象庁や米国海洋大気局等もスーパーコンピュータで計算しているという話です。
ジェックスさん
この季節は特にGPVは当たりにくいですね。
気象庁はスパコンで気温、気圧、風などを、物理学の方程式に基づき計算し予報しています(これを数値予報という)。
この数値予報が現代の天気予報の根幹で、気象庁のみならず民間の天気予報もこれを参考に天気予報しています。数値予報がないと、まともな天気予報ができません。
そして、この数値予報がGPVのことです。なので、GPVが当たらなければ、他の天気予報も殆ど当たらないことになります。
Yahoo!天気はウェザーマップが提供しています。(所属気象予報士の千種ゆり子さんのコメントより。)
ウェザーマップなんですね!
ありがとうございます!