初めてのカメラでお仕事。ど素人が撮影依頼を受けた。

私はただの写真好きですが、なぜかカメラを使った仕事を依頼されました。

いつもは勝手気ままに自然を撮影しているので、戸惑うことが多かったですが良い経験となりましたし充実感もありました。

もちろん、今後こちらの方向で何か広がる訳でもありませんし、カメラを使って働きたいみたいなこともないので、これ１回きりですが・・・。

初めてのカメラでお仕事

経緯

最近、地元近くに新しくリハビリ施設がオープンしました。

それに伴って、その施設のパンフレットやポスターなどを製作するらしいのですが、その素材を撮るのになぜか私に声がかかってきました。

そこで働く予定になっている職員の方が私と知り合いだったので、おそらくそこから話が行ったのだと思います。

辺鄙な田舎だとこういうこともあるのですね。

内容としては、施設内部の写真や実際にリハビリを受けてる様子の写真、それから職員の方々の顔写真などです。

いや・・・無理ですね。

もちろん、最初はお断りしました。私はただ趣味で風景写真を撮っているだけの人間なので・・・。

ただ、それを説明してもあまり分かって貰えず。確かに、一般の方は風景の撮影と建物や人の撮影の違いは分からないかもしれませんね。

高そうなカメラだし、綺麗な風景撮っているから大丈夫だと言われ、押される形で結局お受けすることとなりました。

正直、なんとなく面白そうという気持ちもありました・・・。

事前準備

まずは事前にその施設に行き施設代表者、パンフレット編集者、それと私で軽く打ち合わせをしました。

どの場所の写真が必要なのか、どういうイメージの写真を撮って欲しいのか、何枚くらい写真が必要なのかなどについて話し合いました。

色々と言われる要望や相談に対して、内心焦りながらそれっぽく返答。

それから私はその場所の明るさや広さなどを確認しました。

私はスピードライトすら持っていないのでブレたりしないか不安でしたが何とか大丈夫そうでした。また、窓から強い光が入ってきたりなどもなかったですし、照明は均一に当たっているようで変な影とかもできなさそうです。

というか、素人なので何に着眼したら良いのか分かりません。

ただ、広角レンズはあって良かったです。狭い場所での撮影もあったので絶対必要でした。

ということで、当日の撮影では広角ズームと標準ズームをそれぞれD７５０とD７２００に付けての２台体制、三脚は使わないことにしました（三脚は邪魔になりそう）。

これを機にスピードライト買おうかな、風景写真でも使えるし。

撮影当日

当日の撮影ではサクラ（お年寄り８人）が呼ばれていました。彼らが実際に器具を使って運動している様子を撮影する訳です。

ですが、やはり難しかったです。

事前準備で明るさは大丈夫だと思っていましたが、全然被写体ブレを起こします。思いのほかお年寄りの動きが早かったですね。

それでもISO感度を上げて何とか撮影。

こんな器具も使っていました（この画像はブログアップの許可を得ています）。

あとは、お年寄りと職員の方に色々とポーズを取っていただいて撮影しました。

職員の方々の顔写真の際は、白い板をホームセンターで買いそれをレフ板にして撮影しました。レフ板なんて使ったこともありませんでしたが、ネットで仕入れた知識で上手いこと撮影できました。

本来、プロの方であれば照明器具を持ち込んだり、アシスタントがいたりもするのかもしれませんね。

最後に現像までする必要がありましたが、歯を白くしたり、肌を綺麗にしたりするレタッチも、グーグルに教えてもらいながら良い感じにすることができました。

ということで、何とか私の仕事は終了です。

 

後日、出来上がったパンフレットとポスターを見せてもらいましたが、ちゃんとそれっぽく仕上がっていました。これは編集した方が上手かったのだと思います。

いつもは趣味で風景を撮影するだけで殆ど自己満足の世界でしたが、今回の写真はものになって世に出て行きました。

それも自分の写真がと思うと不思議な感覚になりますが充実感がありますし、良いものができたと言っていただいて達成感もあります（ど素人の撮影でしたが）。

もしかしたら、自分の写真が展示されたりするのも同じような感覚なのかもしれませんね。

それと頂いたお礼はレンズ貯金にしました。

まとめ

全く経験がなかったので撮影は難しかったです。どういう風に切り取れば良いのか手探り状態でした！

ただ、当日の撮影も楽しかったですし良い経験ができました：）