カメラ界には噂が飛び交います。信憑性の高いものから低いものまで様々。いったい誰がリークしているのか。
今もニコンの新型カメラであるZ3、Z5、Z9に関する噂が流れています。
参考:デジカメinfo:ニコンの新型カメラに関する未確認の噂
それでこう言った噂はどれほど当たるのか・・・。
たった一つの事例ですが、Z7とZ6の発表前のことについて振り返ってみたいと思います。両機の発表前も多くの噂が飛び交いました。それらはどれくらい当たっていたのか。
目次
カメラ機材に関する噂はどれくらい当たるのか
過去に当ブログもニコンのミラーレス機についての噂をまとめた記事を2つ書いています。
それはZシリーズ発表(2018年8月23日)の約半年前と1ヶ月半前に書かれた記事です。
参考:ニコンの新型ミラーレス機はこの春に発表される!?待望のカメラについての噂あれこれ!
参考:ニコンの新型ミラーレス機の噂についての続報!この夏に発表される!?
これらの記事に書かれたことを踏まえながら、実際にどれくらい噂が的中したのか確認していきたいと思います。
発表時期について
7月頭の噂では「2018年後半に市場投入」、「その年のフォトキナ(9月26日)の直前に発表され1ヶ月後に発売」、あるいは「7月終わりに正式発表(7月23日前後)、その後間もなく発売(8月23日)」などと噂されていました。
実際には2018年8月23日に正式発表、その後、Z7は9月28日に発売、Z6は11月23日に発売されています。
やはりドンピシャとはいかないようですね。ティーザーサイトも突然公開されました。ただし、全く外しているとも言えません。ざっくりと雰囲気はつかめている感じはします。
これは的中率6,70%と言うところでしょうか。
マウントについて
マウントについてはかなり早い段階から、Zマウントなる新マウントで大型化されると言われていました。これは的中しています。

2018年3月頃には「マウント内径49㎜、フランジバック16㎜」という具体的な数字も噂されていました。さらに、その噂は7月頭には「マウント内径55㎜、フランジバック16㎜」となりました。
参考:First set of rumored specifications for the Nikon mirrorless cameras
実際にはZマウントは内径55㎜、フランジバック16㎜です。これは早い段階でフランジバックは的中、さらに後に内径も的中しています。具体的な数値の噂はそれなりに信憑性が高いと思っても良いのかもしれませんね。
また「Fマウントを使用するためのマウントアダプターの開発に力を入れている」という噂もその通りでした。マウントアダプター は出るだろうなという感じですが。
センサーについて
2018年2,3月頃には「フルサイズ機(4500万画素)とAPS-C機(2100万画素)の2機種が出る」という噂が海外サイトで出ていました。
後に7月頭には「フルサイズ機が2機種で、1台が4500万画像、もう1台が2400-2500万画像(前者がレンズキットで4000ドル前後、後者がレンズキットで3000ドルを下回る)」という噂に変わっています。
参考:First set of rumored specifications for the Nikon mirrorless cameras
実際には両機ともフルサイズ機で、Z7が4570万画素、Z6が2450万画素でした。3月頃の噂は外れていますが、7月頭にいわれた噂の「もう1台が2400-2500万画像」という部分がZ6にちょうど当てはまっています。Z7も当たっている。価格についてはZ7キットが48万円、Z6キットが33万円が初値なので、レートによりますが噂よりもやや高い感じでしょうか。
噂も1,2ヶ月前だとそれなりに当たることがあるようです。
また、当初よりボディ内手ブレ補正が搭載されるという噂がありましたが、実際に搭載されました。というより、搭載されないと不満が飛び交ったでしょうね。
AFについて
2018年3月頃にニコンがデュアルピクセルによるAFシステムの特許を取得していることにより、これが新型ミラーレス機に採用されるのではないかという噂がありました。
実際にはニコン製品HPを見てもそのような説明は見当たらないので、これは全く外れているようです。
しかし、その前の1月に「特許取得情報によりレンズには2つのAFモーターが搭載される」という噂が出ていました。
参考:Nikon Rumors:Nikon’s upcoming mirrorless camera/lens is rumored to have two electric AF motors

これはZ35mm f/1.8SやZ24-70mmf/2.8S がAF駆動系に「マルチフォーカス方式」を採用しているので的中しています。
なので、AFに関しては的中率50%でしょうか。
ちなみに、7月頭に連写が9コマ/秒という断片的な噂がありましたが、Z7が最高約9コマ/秒でした。
ファインダー
2018年3月頃にはファインダーに注力されているとの情報があり、さらに7月頭にはEVFの解像度が360万ドットという具体的な数字まで出てきています。
参考:First set of rumored specifications for the Nikon mirrorless cameras
実際にはZ7、Z6のEVFの解像度は369万ドット、しかも現行機のミラーレス機の中ではかなり見やすいEVFに仕上がっています。
噂が当たったと言って良いかと思います。
当たる噂もある
ただの一例に過ぎませんが、こうして振り返ってみると今回のZ7、Z6の場合では、発表日の1ヶ月半前くらいからやけに具体的な情報が出るようになり、それらはそこそこ当たっているようです。どこからか情報が漏れているのでしょうか。
逆のそれよりも前の噂はあまり当たっていない感じです。
なので、冒頭に書いたニコンの新型カメラであるZ3、Z5、Z9に関する噂についても、まだ具体的な情報は殆どないようなので、実際の発表までだいぶ時間がありそうです。具体的な数字が出てきたら、もう2,3ヶ月という所でしょうか。
参考:デジカメinfo:ニコンの新型カメラに関する未確認の噂
また、Z7、Z6がシングルスロットだったという点は重要なポイントだと思いますが、それに関する噂は目立ちませんでした。不都合な噂は出ないのでしょうか。
何れにせよ、噂はそこそこに聞いて楽しむのが良いでしょうね。
まとめ
こういった情報は本当にどこからやってくるのでしょうか。
たまに発表前に画像が出回ったりしますが、どこかの誰かがリークしているのか!?



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企業とマスコミの関係性ですかね?
企業は、CMのスポンサーであり、取材対象です。
企業としては、悪い記事を書いて欲しくないですし
情報をリークすることにより、消費者の考え方や
動向を探ることが出来ると思います。
所謂、アドバルーンですね。(観測気球)
不特定多数にアンケートを採るよりも、簡単に消費者の
ニーズを探ることが出来ると思います。
リークすることにより、記者はスクープを得て
企業は、宣伝になるというWIN WIN関係ですね。
mickeyさん
なるほど、ちょっと情報を漏らして様子を伺っている感じですね。
このブログにもその情報欲しいです笑
私はフル入替えしないとマウント移行できない蚊帳の外のペンタックスですが
ミラーレス化と電子接点の影響でレンズ資産を生かしながら
豊富なマウントアダプターにより、容易にマウント変更できる時代になってきました。
軽量小型・動画性能・高感度・高画素・AFの高追従性などを常に追い求めている
方々にとっては新製品情報は欠かせないモノであり
欲求を満足させるモノなんじゃないかと…(笑)
私も元々はデジタル光学系のメンテをしていたので
新しい技術なんかには興味あります。
きやっちさん
ペンタックスも、もしかしたらいきなりフルサイズミラーレスを投入してくるかもしれませんよ。
ペンタックスがミラーレスを作ったら変態(良い意味で)なカメラになりそうです笑
写真が趣味というよりカメラが趣味という方も多いですからね笑
私も、噂だとしてもワクワクさせるような技術の話は好きです!
ワイズカメラさんは、z7を買うという噂!あたるかな。。。
どうでしょうかね笑
当たると良いです笑