18.スペイン横断、徒歩で800Km。巡礼の旅、Fisterraへ最終編！！

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Fisterra(フィステラ)

サンティアゴ到着後、バスでCeeという街へ行き、その日はそのままCeeに宿泊しました。一カ月以上乗り物に全く乗っていなかったうえに、スペイン人の荒い運転で、完全に乗り物酔いしました・・・。気持ち悪い・・・。

今までの巡礼路とは全然違います。きれいなビーチ！！透き通るような海です。

ずっと霧とか山の中を歩いていたので新鮮です。これぞスペインって感じです。ガリシアのビーチは、日本では知名度はありませんが、スペインでは有名みたいです。

翌日、CeeからFisterra(フィステラ)へ向かいます。道を抜けると海が見えてきます。

砂が小麦のように白くきめ細かいです。そよ風に乗ってひらひら舞うほど細かい。暖かくのどかです。ゆったりとした心地よい気分になります。

トレッキングブーツにザックを背負い、ビーチを歩くもの変な感じがします。

そして最終地点Fisterra岬です。Fisterra（フィステラ）とは「地の果て」という意味です。スペイン最西端。もうこれ以上前には進めないほんとの終わりです。

美酒！！これ以上うまい酒はないです。最高。

ここでは伝統的に旅路で着ていた衣服を燃やします。古い自分を脱ぎ捨て、新たしい自分に生まれ変わるという意味が込められているそうです。岬にはいたるところに服を燃やした跡があります。

私たちも伝統にならい服を燃やしました。燃えている様子を眺めながら、しみじみ感動。サンティアゴで別れた友人ディエゴの服を預かっていたので、代わりにそれも燃やしました。写真を送ってあげた。

砂浜につけた足跡をすぐに波がさらって消していきます。なにか次へ背中を押されているように感じられました。

旅の終わりが旅の始まり。

終わり。