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おすすめマクロレンズ。Nikon(ニコン)、SIGMA(シグマ)、TAMRON(タムロン)のマクロレンズ。

投稿日:2015年2月11日 更新日:

読了時間6分

ズームレンズなどにもマクロ機能が付いたものがたくさんありますが、本格的なマクロレンズには劣ります。

ズームレンズのマクロ機能は最大倍率1:2.9くらいがいいところです。本格的な単焦点マクロレンズは最大倍率1:1です。これはどういうことかというと、本格的な単焦点マクロレンズの方が、2倍以上大きく被写体を写せるということです

下が撮影倍率約1:2.9で撮影した写真です。一応大きく写ります。
マクロレンズ 最大撮影倍率1:2.9
そしてこれが、撮影倍率1:1(等倍)で撮影です。
最大撮影倍率1:1(等倍)
ぜんぜん違いますね。

 

そして、単焦点マクロレンズの設計はマクロ撮影用に設計されているので、描写の良さなどもズームレンズのマクロ機能に勝ります。

春・夏の撮影に向けてマクロレンズが欲しいので、最大撮影倍率1:1の本格的なマクロレンズをいろいろ探してみました。

TAMRON(タムロン)のおすすめマクロレンズ

タムロンのマクロレンズはいいレンズばかりです。

 

「TAMRON(タムロン) 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ」


TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F004N

良いところ

手ブレ補正、超音波モーター搭載。私はタムロン70~300㎜望遠で手ブレ補正を体感しましたが、この手ブレ補正はすごい強力です。これがあれば、おおよそ三脚無しでいけそうです。

超音波モーターによりAFも速いです。そして、レンズコーティングにより逆光にもかなり強いと評判です。逆光を気にせず自由な位置で撮影できますね。

描写もいいとかなりの好評です。緻密でシャープな解像に、包み込むような柔らかいボケです。まさに銘玉。フルサイズ対応です。

悪いところ

焦点距離90㎜で、APS-Cなら35mm換算135㎜なので、室内なら撮影しづらいかもしれません。ただ、これも何を撮影したいかで変わってきます。

あと、550gでちょっと重いです。でも、そのくらいの欠点だけで、かなりいいレンズだと思います。しかし、高い・・・。

 

ちなみに、このレンズの旧モデルにこんなマクロレンズがあります。
TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 272ENII
古いモデルですが、上のレンズより断然安いです。ただ、手ブレ補正なし、超音波モーターなしです。重さは404gで軽めです。新モデルはかなりいいレンズなんですが、予算的に厳しければ、旧モデルでもいいかもしれないですね。手ブレとAFは我慢です。

 

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F017N【シフトブレ対応】

追記:タムロン90㎜マクロがリニューアルされました。手ブレ補正が強化され、AFの合焦速度・精度が向上したようです。外装もカッコ良くなりました。その分、少し高いです・・・。

 

「TAMRON(タムロン) 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用」


TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用 G005NII

良いところ

APS-C専用ですが、重さが400gで軽いです。持ち運びも苦にならないです。

焦点距離60㎜、APS-Cで35mm換算90㎜なので中望遠です。室内など引きにくい場所で使いやすいし、屋外でも便利なバランスの良い焦点距離です。いろんな場面で使いやすく、ポートレートなら最適です。しかも、焦点距離が短い分、手ブレしにくいという点もプラスと考えられます。

そして、開放F2というのがポイントです。他より一段明るいです。ふわっと柔らかいボケに緻密で繊細な解像。豊かな階調表現に、心地よいコントラストです。値段も安い

あと価格.comのレビューの面白い意見がありました。それを要約すると、「このタムロンレンズはフォーカシングがIF式で、全長が変化しないため、ワーキングディスタンス(レンズ先端から対象物までの距離)が広くなり、接写時の使い勝手がかなり向上する。シグマのレンズだと等倍にまで近づくと、レンズの先端に被写体がぴったり来てしまうために、影が出来たり光量不足になることがある。このレンズは等倍にしても10cm程のワーキングディスタンスが出来るので大変撮影しやすい」と書かれてありました。なるほど、これなら私も大変使いやすいと思います。

悪いところ

手ブレ補正なし、超音波モーターなしです。AFは遅く、マクロ域で迷いやすいようです。ただポートレートのような撮影ではそんなに迷わないみたいですね。AF中にMFも使えるようなので、AFが迷いやすいマクロ撮影なら、MFも組み合わせて使えば欠点をカバーでると思います。

TAMRON(タムロン)まとめ

1つめの「TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ」はかなりよさそうです。ただ値段が高いです。APS-C機なら焦点距離も少し長いかも。

AFの欠点を飲めば、「TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応」や「TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用」も魅力的です。とくに焦点距離60㎜はAPS-Cで使いやすそうです。

SIGMA(シグマ)のおすすめマクロレンズ

「SIGMA(シグマ) 単焦点マクロレンズ MACRO 70mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応」


SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 70mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応

良いところ

カミソリマクロとの異名を持つマクロレンズです。結構古いレンズでそろそろ新しいラインで発売されそうな雰囲気ですが・・・。焦点距離70mm、35mm換算105mm相当の画角です。室内でも屋外でも程よく使い勝手よさそうです!

カミソリマクロと言われるように高い描写性能を発揮しコントラストもいいです。キレキレの描写で純正を凌駕しているとの噂。フルサイズ対応です。

悪いところ

手ブレ補正、超音波モーターなしです。なので、AFの性能はそこそこです。これさえ気にしなければ、最高のレンズではないでしょうか。

 

 

「SIGMA(シグマ) 単焦点マクロレンズ MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応」


SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応

良いところ

手ブレ補正あり、超音波モーターあり。手ブレ補正は4段階分も補正可能です!AFもきびきび速いです。もちろん、シグマだけあって解像力のある写真が取れます。フルサイズ対応です。

悪いところ

725gで重さが気になるところです。APS-Cなら、焦点距離が約150㎜で結構ながいです。室内では使えなさそうですね。もちろん、これも何を撮影したいかで変わってきます。

あと、そこそこ高いです。

 

 

SIGMA(シグマ)のまとめ

シグマのマクロレンズはキレッキレの写真が撮影出来ます。まさにカミソリマクロですね。値段を気にしなければ、かなりいいレンズですね。

Nikon(ニコン)のおすすめマクロレンズ

「Nikon(ニコン) 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G ニコンDXフォーマット専用」

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G ニコンDXフォーマット専用

良いところ

超音波モーターありです。AFきびきび動きます。あと、236gでかなり軽量コンパクトです。

APS-C専用。焦点距離40㎜で35mm換算60㎜です。これなら、室内で料理や小物を撮影するのにぴったりですね。スナップ写真にもいけます。

もちろん、描写もかなりのもの。そして安いです!!

悪いところ

手ブレ補正なしです。焦点距離が短い分、それほど不利にはならないかもしれませんが。

 

 

「Nikon(ニコン) 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応」


Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応

良いところ

超音波モーターあり。AFは最速クラスで爆速です。重さも420gで軽め。焦点距離60㎜で使いやすそうです。

描写も秀逸です。金色のNマーク、ナノクリスタルコートで逆行にも強いです!あと、フルサイズ対応。

悪いところ

手ブレ補正なしです。あとは、ニッコールレンズの中では安いのでしょうが、それでも高いです。

 

 

Nikon(ニコン)のまとめ

純正マイクロレンズはいいですね。他にも85㎜マイクロや105㎜マイクロなど銘玉がたくさんあります。

予算があれば買いたいです。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR ニコンDXフォーマット専用

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応

高くて手が出ない・・・。

まとめ

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APS-C機で、屋外で植物やちょっとした風景を撮影したり、室内でもそこそこ撮影したい私には、

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用 APS-C専用 G005NII
これがいいかなと思いました。使いやすく安いし写りもよくコスパ抜群です。


  1. じゅんじゅん より:

    初めまして。
    いつもブログ楽しみに読ませてもらっています。
    今回質問といいますかもしよろしければアドバイスをいただけたらと思いまして・・・
    カメラを購入しましたら撮影が楽しくなり彼是撮りたくなりましたが、若干今の所持レンズでは物足りなさが出てきております。

    主な撮影ものとしましては旅行先の風景や建物、花や星空(夜景)なのです。
    将来はフルサイズの移行を考えておりその分大いに悩み穴から抜けられない状態です。よろしければ次に購入したらよさそうなレンズなど教えていただけたらと思います。

    カメラ:d7200
    所有レンズ:
    NIKON:AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
    TAMURON:SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF] (Model A16N II)

    F値通しレンズを考えてます。

    検討レンズ:
    マクロ
    NIKON:AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
    TAMRON:SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)

    広角
    NIKON:AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
    TAMRON:SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012) [ニコン用]

    こちらが候補のレンズですがまたおすすめがございましたら教えていただきたく思います。

    • ワイズカメラ より:

      じゅんじゅんさん

      はじめまして、コメントありがとうございます!

      レンズ選びは難しいですよね・・・。

      所有レンズと購入検討レンズを確認しましたが、焦点距離が被っているレンズが多いですね。

      「今の所持レンズでは物足りなさが出てきております」とのことですが、「物足りなさ」とはどのようなことでしょうか!?

      それによって選ぶレンズも変わってくるかと思います:)

  2. じゅんじゅん より:

    早速のお返事ありがとうございます。
    物足りなさというのは花を撮影する際は花弁ぎりぎりまでに寄ったり葉の滴など写したく
    また風景を撮影する際ダイナミック差が物足りなく・・・

    結局私自身花や星や風景やらとフラフラしてしまっておりますので、メインにとるものを決めてから、改めてレンズを考え直したほうがいいのでしょうか?

    • ワイズカメラ より:

      じゅんじゅんさん

      ご返信ありがとうございます!

      なるほど・・・。

      それなら、マクロレンズならTAMRON:SP 90mmが望遠マクロになるので使いやすいかなと思います!

      あと、広角レンズは20㎜単だとD7200ではそれほど広角になりませんよね・・・。また、タムロン15-30㎜でも17㎜と比べてそんなに広角感がないと思います。

      星も撮るということであれば、候補にはありませんがシグマ14㎜F1.8が良いのかなと思います。14㎜ならD7200でも広角感は感じられるかと。

      やはりAPS-C機で広角なら、APS-C専用レンズが一番です。ニコン10-20㎜F4.5だと安いですし、D7200でもかなり広角になります。
      暗いので星は撮れないし、フルサイズには使えませんが・・・。ただ、フルサイズ移行を意識し過ぎるとレンズは買えません。移行したら古いレンズを売って、また新しく揃えるくらいの気持ちで良いかもしれません。

      いろいろフラフラと撮りたい気持ちはよくわかります笑

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