撮影テクニック 星空撮影

星景写真の撮影方法や現像方法を巡って。星景撮影の方向性を考えてみようと思う。

投稿日:2016年4月13日 更新日:

星景写真とは、星空と風景とを一緒に写した写真のことです。もっとざっくり言うと、「星空のある風景写真」となります。

ということは、星が綺麗なことはもちろんのこと、地上部分の前景や背景も大切な要素です:)

しかしながら、星景写真では真っ暗な中で撮影したり高感度で撮影したりと通常の風景写真とは違った撮影となります。このために、なかなか満足するような写真を撮影することは難しいです。

撮影スポットや構図などについては探し廻って何とかするしかありませんが、私は可能な限りすっきりくっきりした写真を撮影したいと思っています。

星の撮影をしていつも感じるのですが、地上部分のざらざらとした質感や解像感の無さ、星空と地上部分の色合いや露出のバランスが気になって仕方ないです。特に、星空と比べて地上部分のノイズは目立ち易いように思います。

これを何とか満足いく感じにしたいのですが、どうやら撮影方法や現像方法で改善させることができそうです。

なので、簡単に星景写真の撮影方法や現像方法についてまとめてみたいと思います!

私はまだまだ星景初心者ですが、今シーズンでなんとか1枚くらいは作品と呼べるような写真を撮影したいです:)

星景写真の撮影方法や後処理方法を巡って

ちなみに、普段は風景写真でLightroomを多用していますが、星景についてはPhotoshopの威力は計り知れませんね。

Lightroomで60点くらいのところを、Photoshopでは8、90点くらいにまで高められるように思います。

まだまだ使い慣れませんが、Photoshopの操作を上達させようと思います:)

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1枚撮って現像

milkyway55_のコピー_2 6

1枚を撮影して、そのまま露出やホワイトバランスを調整するというシンプルな方法です(ちょっとまだ星景と呼べる写真が手元にないので、先日撮影した写真で無理やり考えています)。

大体、最初の頃はこの方法になると思います。私も大体これでした。

簡単な方法で良いのですが課題もあります。

例えば、地上部分を適切な明るさにすると星空が明るくなり過ぎたり、ホワイトバランスも空を地上で統一されてしまします。

つまり、この方法だと星空と地上部分のバランスを取りに難く、双方が満足いくようにするのは難しいです。

そうすると、以下の方法が考えられます。

1枚撮って別々に現像

1枚撮った画像を、星空と地上部分にそれぞれマスクを施し別々に現像します。

milkyway55_のコピー_2_2

このような感じですね。

こうすれば、露出やホワイトバランスを個別に調整することができるので、どちらかの露出や色合いが変になることはありません。

ただ、これにも課題があります。

まず、マスクを作るのが難しいです。地平線や稜線などであれば比較的簡単に作れますが、木などの複雑な形態のものや微妙なグラデーションの部分は困難です。ただ、ネットで調べると色々とテクニックが紹介されているので参考にしてみたいと思います。また、マスクを作ること前提にローケーションを考えるのもありだと思います。

もう一つの課題として、地上部分のザラザラとした質感はこの方法では解消できません。結局、星空と一緒に高感度で地上部分も撮影しているのでノイズが出ます。また、星空と比べて地上部分は暗く露出アンダーになりがちです。それを明るく持ち上げるとノイズが乗ることがあります。

それによってザラザラとした質感になるし、解像感も失われてしまいます。

ということで、さらに次の方法に進みます。

別々に撮って、それぞれ現像して合成

星空用の画像と地上部分用の画像を2枚撮影し、それぞれを最適に現像した上でマスクを施し1枚に合成します。

milkyway55_のコピー_2_5

milkyway55_のコピー_2_4

これら2枚の画像をそれぞれ現像し、Photoshopなどでマスクを施し1枚に合成します。

milkyway55_のコピー_2_2 3

ざっくりとこんな感じですね(サンプル写真に無理がありますが・・・)。

これの利点としては、まず個別に撮影するので露出をそれぞれに合わせて撮影できます。星空も明る過ぎにならないし、地上部分が黒潰れする場合にはたっぷり光を取り込んで撮影することもできます。さらに、それぞれ最適に現像するのでより綺麗な写真にすることができますね。

さらに、地上部分は低感度でシャッター速度を長くして撮影しノイズを抑えることもできます。それで星が流れてしまっても星空用の画像を使うので関係ないです。ノイズが解消され地上部分はすっきりくっきりします。

また、ソフトフィルターを使う方は、星空にフィルターを使い地上部分では外すなども可能になるかと思います。ソフトフィルターは地上部分の解像感を落とす原因にもなります。

良いですね:)

一方でこれの課題としては、上と同じでマスクを作るのが大変な場合があること、また撮影に時間がかかることなどです。でも、これは何とかなりそうです。

そして、合成という手法を用いるので人によっては「写真とは認められん」という方もいるかもしれませんね。私はこの世にない風景を作る訳ではないので、柔軟になんでも使っていきたいなと思っています。

天の川の現像方法について書きました:天の川の現像方法①!色を補正して天の川を強調する!光害の色被り除去!
合成方法についても書きました:天の川の現像方法②!星空と地上景を別々に撮影し合成!クオリティを高めよう!

 

 

と言うことで、他にもまだまだ方法はあるのでしょうが、現状は星空と地上部分を別々に撮影し、それぞれ現像して1枚に合成することで星景写真を完成させたいと思います:)

また、これで良い作品ができたら具体的な方法などもご紹介したいと思います!

まとめ

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星景写真撮影の方向性を決めると、さらに撮影欲が高まってきました:)

いつも夜はまったりしていましたが、これから忙しくなりそうです!


  1. mickey より:

    ノイズに1番有効なのは、D5かD500を使う。
    金銭的解決方法ですね。

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      コメントありがとうございます:)

      確かに、D5に明るいレンズ・・・。すごい星景が撮れそうです!
      お金に物を言わせれば簡単です笑

  2. きやっち より:

    初めまして
    昨年末からカメラを始めた50過ぎのおっさんです。
    撮影テクやフィールドなど、色々と参考になり
    カメラ始めた当初から御ブログは毎日欠かさず拝読させて頂いております。

    星空の撮影はstudio9のブログを参考に撮影しておりましたが
    初心者の私が撮影する星空はただ光が点々としているだけの
    つまらない物の連発でした。
    ただ樹木などがたまたま入るとちょっと写真らしいと
    言う事に気が付いたのです。

    たまたま私はPENTAXを使用しており
    資金があればアストロトレーサーなる機械を装着すると
    長時間露光が可能であり、他メーカーになれば赤道儀なるもので
    長時間露光が可能になるそうですね。
    星空に重点を置くと長時間露光でカメラが移動していくので
    地上の物はブレて行ってしまいます。

    また、たまたま読んだ記事には一切機材などを使用せず
    編集ソフトにて覆い焼きなる物で星野を一段と明るく見せる
    テクニックもあるようで…
    自分が撮影した写真で試しにやってみた所
    地表の明かりの影響を受けている雲は赤くなり
    樹木等は白飛びしそうな勢いになってしまうという現象が
    起きてしまっていて、作品どころじゃないのが私の現状です。

    ダラダラと観点のブレた文章を書いてしまいましたが
    貴殿が今後、どの様な解決策を見出してくれるのか
    また、貴ブログでテクニックを公表して頂ければ
    私の様な初心者に参考になりますので
    結果を楽しみにしております。

    • ワイズカメラ より:

      きやっちさん

      はじめまして、コメントありがとうございます!
      そして、当ブログを参考にしていただいて嬉しい限りです:)ありがとうございます!

      「樹木などがたまたま入るとちょっと写真らしいと」というのはおっしゃる通りだと思います。
      星だけだと寂しいものも、何か他の要素があればその場の雰囲気も良く出ると思います:)

      赤道儀はいつか使ってみたいです。でも確かに地上がブレるというのは弱点ですね・・・。人によっては合成することでうまくそれを克服しているようです。
      この先の星景の出来によっては赤道儀も導入するかもしれません:)

      覆い焼きツールというのは聞いたことがありますが、何かは知りませんでした。星野を明るくすることができるのですね・・・。
      星空は同じ場所であっても、雲の出方や霞の具合などの微妙な変化よってさえ、地表の明かりの様子も変わって来ますね。それに対する対策といのも一筋縄では行かなそうです!

      ありがとうございます!
      私も探り探りですが、なんと良い星景を撮影してその情報をブログにアップできればと思います:)
      これからもどうぞ宜しくお願いします!

  3. Labatt より:

    私も満足のいく星景写真を撮るためにD750買ったようなものですが1度も満足のいく写真が撮れたためしがありません。技術というかノウハウが不足してるのでしょうが、星をたくさん写そうとすると明るくなりすぎます。この前奈良の又兵衛桜の星景を撮ってきたのですがやはりそうでした。当日は結構な人がいたんですが。比較明合成だとある程度ごまかしもできますが、私はあくまで点描したい主義です。ほかの人はどうやって撮ってたんだろう。赤道儀使ってない人がほとんどでしたが。景色として成立して星も写せるロケーション探しも関西では難しいです。

    • ワイズカメラ より:

      Labattさん

      コメントありがとうございます:)

      星景写真は機材も大切ですが、それ以上に後処理の技術も必要なように思います。
      又兵衛桜の星景は皆さん写真をアップされていて私も拝見していました。皆さん見事に天の川と桜を撮影していてすごいなと思います。ただ、そこまで星空にとってはローケーションが良い場所ではないのですね・・・。
      何枚か又兵衛桜の写真を見てみましたが、マスクを使って別処理にしているか、二枚の画像を合成しているだろうな・・・というものが多い気がします。中には、これどうやって撮影しているのだろう!?というのもありますが。

      明るくなり過ぎるというのは、おそらくISO感度が高過ぎるのかもしれません。本当に真っ暗闇な場所だとISO5000以上が必要と言われていますが、撮影地そのものが明るいとISOは低い設定になるようです。

      先日の星撮影では、だいたいISO3200、F2.8、SS15秒くらいで撮影していて、暗い場所では良かったのですが、街明かりがあるような場所では空が白くなってしまい星も綺麗に写りませんでした。空が白くなると現像してもうまくいきませんね。

      星をたくさん撮ろうとすると、ISO感度を高くしたり、f値を開放にし露光時間を2、30秒にと、出来るだけ多く光を取り込もうとする意識が働きがちですが、明るい場所で露光時間を長くすると白飛びするように、星空もISO感度を高くし過ぎたりすると露出オーバーになってしまいます。夜空の明るさによっていろいろ限界があるようです。

      1枚の画像で星景を撮ろうとするのなら、明るい部分(空)に露出を合わせて、現像で暗い部分を持ち上げるという方法になるのかなと思っています(マスクなどを施して部分的に)。撮影した段階ではあまり星が写っていなくても現像でかなり強調させることもできますし。

      赤道儀は使ったことがないので詳しくはありませんが、あれを使って高感度のまま長時間露光すると結局空が白飛びしてしまうように思います。赤道儀を使うと低感度で長時間露光しても星がブレいないのでノイズが少なく綺麗に撮れるだとか、星雲などの暗いものを望遠を使って撮影するのに適しているのかな〜と思っています。

      ちなみに、私も点描したい主義です。比較明合成や露光時間が長いと星が流れますし、赤道儀では地上が流れます・・・いろいろ難しいですね。
      ローケーションも北海道でさえ苦労しているので、関西ならなおさらだと思います。。。

      私はまだまだ経験が足りませんが、いろいろ試してみてブログにアップしていきたいと思います:)
      これからも宜しくお願いします!

  4. 北街角 より:

    主さん、こんばんは。
    自分、星空撮影にあたり天体写真のようなもの(星空だけ)にしか、気が回りませんでしたが、たしかに、樹木等の地上の背景を一部入れた方が、風景写真として面白みがありますよね。 ノイズ問題を現カメラで自分なりの方法で解消した時は、喜びも大きいでしょうし、上位カメラの性能のありがたみが、よりわかるものですよね^^
     話変わり、主さんに相談なのですが、この前教えていただいたタムロンの15-30レンズ、いいですね。欲しくなってしまいましたw
     それで、この前候補に挙げていたNIKONの20ミリ単焦点にするか、どうするか。
     もちろん、両方一気に買えればいいのですがw 予算が許してくれないので
     どちらかを先に購入なのですが。
     星空といっても、そうそう、いい撮影場所に出かけられるわけでもないので、主体は昼間の風景撮影となります。
    現所持レンズは、この前お話ししたキットレンズのみです。
    一本目の交換レンズ購入に際して、主さんの意見をいただければと思います。
     
     
     
     

    • ワイズカメラ より:

      北街角さん

      こんばんわ!コメントありがとうございます:)

      星景写真では、星空と風景とをいかに上手く組み合わせて撮るか、ということが肝心なようです。難しいですが・・・でも、それで良い作品ができればかなり嬉しいですね!

      北街角さんは、主体が昼間の風景ということなので、1本目ならタムロン15−30㎜F2.8の方が良いように思います。もちろん、単焦点でも風景は撮影できますが、こちらのレンズの方が超広角から広角で撮影でき便利かと思います。もちろん、F2.8で明るいので星も十分撮影できます。星用でこのレンズを使っている方もいるようです。

      横からの入射光には弱いみたいですが、他は文句がなさそうです。あと、少し重いです・・・。
      参考:タムロン15−30㎜F2.8の性能と作品

      私も欲しいです笑

      このレンズで風景や星の撮影していずれ不満が出れば、次のステップとして20㎜F1.8を購入しても良いかもしれません:)
      まずは、タムロン15−30㎜F2.8で殆ど事足りると思います:)

      今使われているのが24-120mmf/4Gなら、タムロン15−30㎜F2.8で新しい画角をより広くした方が幸せになれそうですし:)

      • 北街角 より:

         アドバイス、更に性能等のリンク掲示ありがとうございます^^
         確かに、自分の撮影スタイルから、やはりタムロンの方に決めました^^
         5月の下旬に兵庫へ旅行に行く予定なので、15-30で姫路城や竹田城を撮影してこようと思ってます^^
         ありがとうございました^^

        • ワイズカメラ より:

          北街角さん

          ご返信ありがとうございます:)

          こちらこそお役に立てたようで良かったです。よいレンズとの出会いを祈っております:)
          姫路城・・・竹田城・・・いいですね:)
          羨ましいです笑

          これかも宜しくお願いします:)

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