2泊3日で行ってきたトムラウシ・ヒサゴ沼登山。
参考:トムラウシ山・ヒサゴ沼で2泊3日の登山(1日目南沼テント場泊)!sigma14㎜F1.8の初陣!
最大の目的は星景を撮ることでした。
去年もこの山から星空を撮影したのですが、その美しさにはまってしまいました。
星が綺麗なのはもちろんのこと、どこを撮っても幻想的で素晴らし地上景が広がっています。
※最近、アクセスするとエラーが出たり、コメントが送信できないことがあります。また、コメントを送信して頂いても私の元に届いていないこともあるようです。ご迷惑おかけしますが原因を調べておりますのでご了承ください。
シグマ14㎜F1.8artで撮る大雪山系の星空
トムラウシ山は標高2141m。大雪山系の中でも特に奥深い位置にあることから「大雪の奥座敷」と称されます。
また、気候的にも厳しく一旦天気が崩れると真夏でも氷点下近くなることもあるようです。7月で凍死者が出るくらいですからね・・・。
なので、登るのは大変ですが、それだけ素晴らしい自然が広がっています。
ごろごろ転がっている岩の造形、点在する池塘、広がる高山植物、どれも「神の庭」の名に相応しいです。
それで、いろいろ期待していたのですが天気が不穏。
雲の切れ間から青空は見えるものの、すっきり晴れてくれません。ただ、山は夜間に晴れることも多いので暗くなるまで寝て待ちます。
この日の日没は18時40分頃、星空の撮影に適した天文薄明終了が20時30分頃です。
その時間に合わせて起床、恐る恐るテントから出ると・・・。
満点の星空。しかも、雲海。トムラウシで天の川を見られるだけも幸運なのに今日は大当たりです。
当初は北沼で星のリフレクションを撮ろうと思っていたのですが、雲海が激しくうねっていたのでトムラウシ中腹まで歩き撮影しました。これが良かった。こういったフットワークの軽さは赤道儀を使うと難しいです。
山は時々とんでもない景色を見せてくれます。登山いいですよ。
ちなみに、機材はD750にシグマ14㎜F1.8art。
これまではニコン14-24㎜F2.8を使い焦点距離14㎜、F2.8、ISO4000、SS20秒で撮影していたのを、今回は焦点距離14㎜、F1.8、ISO2000、SS20秒で撮影しました。
やはり、F2.8、ISO4000とF1.8、ISO2000ではノイズ量が全然違う。高感度耐性のあるD750でもISO4000だとかなりざらざらしますがISO2000だとまだ滑らかさを感じられます。
収差についてはシグマ14㎜はニコン14-24㎜よりも四隅で星像が崩れます。ただ、個人的には思ったよりも良好なので、ノイズの少なさというメリットを考えると、これくらいの収差は目を瞑れます。
このレンズの他に20㎜F1.8とか買えばニコン14-24㎜F2.8は不要な気がしてきました。
ちなみに、この日は21時には雲が広がってきたので30分程しか撮影できませんでした。なので、撮れたのはこの1枚だけ。ただ、好みの写真が撮れたので満足です。
翌日はヒサゴ沼へ。ここも奥地にあるので、行くには最低1泊は必要でしょうね。
この日も20時30頃から撮影。
夜空は良い感じに晴れてくれました。
ただ、テントとヒサゴ沼のリフレクションを撮影したかったのですが、ヒサゴ沼が想像以上に窪地にあり天の川が隠れている・・・。あと風もあって水面が激しく波打っていました。
これも経験ですね。それでこの日も21時には雲が広がり撮影終了です。
ということで、20kgのザックを背負って2日間で30km程歩きましたが、それだけの価値のある写真と経験が得られました;)
まとめ
これで楽しかった2泊3日の登山は終了です!
あと来月は紅葉でまた登山が忙しい:)
登山お疲れ様です。
雲海と天の川の組み合わせは絶景ですね!
sigma14mmは14-24を所持しているワイズさんからみても満足できる写りとのことで欲しくなってしまいます。
SSを短く、ISOを抑えて撮れるのがこのレンズの魅力ですね。
しーさん
コメントあるがとうございます!
本当に絶景でした;)
sigma14mmはなかなか良いですよ、F1.8の恩恵は大きいです!
また詳しくレビューしてみたいと思います!
雲海と天の川写真格好いいです!
ただ、14mmはかなり広いですね、当たり前ですが^^;
四隅が流れたり収差が出るのであれば、高画素機を使用してトリミングするのもよさそうだと思いました💡
ちょうどD850さんも正式発表されましたしね ( ̄▽ ̄)
Tatsumo77さん
コメントありがとうございます!
雲海と天の川はなかなか巡り会えないので今回はラッキーです;)
普段14㎜はなかなか使いませんよね!
なるほど高画素機でトリミングですか、D850欲しい・・・笑
あとAPS-C機ユーザーなら、換算20㎜、周辺もトリミングされるので、かなり良い星レンズになりそうですね!
すごいいぃぃぃ・・・(´;ω;`)
きれいな写真というようり、もはや泣ける写真ですね(´;ω;`)
ワイズカメラさんの天の川写真に憧れてチャレンジしているんですが、なかなか上手くいきまへん・・・(薄いとこばっかめがけて撮ってた、とか山に撮りに行くも曇ってたとか)
頑張って練習しまっす!
(あと、ワイズカメラさんのブログの写真が最高だったので明日、富良野岳の縦走に行ってきます笑)
ひろぽんさん
コメントありがとうございます!
ありがとうございます!少ないチャンスを活かせて良かったです:)
星景写真は難しいし、本当に奥が深いですよね・・・
でも、それが楽しかったりします!良い写真が撮れた時の喜びは一入ですよ;)
富良野岳いいですね、絶景を見られることを祈っております!
とても綺麗な天の川ですね。
素晴らしいです。
ちなみに天の川の撮影では、北海道と本州とでは
有利、不利なんてあるのでしょうか?
※Nikonは米国航空宇宙局(NASA)から、デジタル一眼レフカメラ
「D5」を53台受注し、納入しました。
凄い数だな、それも特別仕様なしの市販仕様。
mickeyさん
コメントありがとうございます!
わざわざ行った甲斐がありました;)
本州の方が(南の方が)、天の川の濃い部分が高く上がるような気がします!
ただ、北海道(北の方が)暗くなるのが早い気がします!
南半球の天の川をいつか見てみたいです・・・。
さすが信頼のNikonD5ですね!
D5が53台並んでいる壮観な風景も見てみたいです笑
まずは重い機材背負って2泊3日の登山お疲れさまでした。私のフル装備だと10キロでだいぶ軽く感じるようになってきましたが、20キロは流石に・・・。先日NHKでやってた山岳写真家も20キロと言ってました。熊も会えてよかったですね。私も春に熊にあってからはいささか慎重になりました。遭遇するくらいで何もなければ、どうせこの先もつき合いがあるでしょうから経験の糧になるでしょう。
シグマの14mmは良かったですか。私もまだ店先で見かけただけですがかなりでかいですね、結構出目金だし。しかしここまで星景に特化したレンズはないのでいずれは手に入れたいです。日中もこれで撮られたんですね。14mmの単焦点だと構図撮りにはかなり苦心しそうですが。
Labattさん
コメントありがとうございます!
20キロだと私の場合は足よりも肩に痛みがきます、肩の筋トレをしないと。。。
Labattさんもクマに遭遇したのですね!確かに今回は良い経験になりました、次会った時はもう少し冷静に居れそうです:)
シグマ14はデカイです!ただ、ニコン14-24よりも短いので重心がカメラ側に来るようです。なので、ニコン14-24よりも軽く感じます。
単焦点で出玉はズームレンズのように引っ込めることができないので少し扱いにくいです・・・・。
どこまでコマ収差を許容できるかによりますが、私は星景にはもってこいだと思います!
構図とりは難しいですがトリミングで対応しようと思います:)
はじめまして。
いつも役に立つ情報ありがとうございます。
私も山で写真を撮っているのでワイズカメラさんお記事を参考にさせていただいています。
近々14-24mmのレンズを購入しようと思っていたのですが、今回の記事を見てシグマ14mmに心が傾いています。
またいい写真が撮れましたらシグマ14mmのレビューお願いします!
kazui68さん
はじめまして、コメントありがとうございます!
14-24mmかシグマ14㎜かはかなり悩ましい問題ですね!
それぞれ一長一短あるので、今度詳しくレビューしてみたいと思います:)