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高倍率ズームレンズ。Nikon(ニコン)、SIGMA(シグマ)、TAMRON(タムロン)のおすすめレンズは?

投稿日:2015年2月2日 更新日:

旅行、ハイキング、登山などなどに大活躍な高倍率ズームレンズ。広角から望遠まで1本でまかなえてしまいます!

ただ、高い光学性能と利便性はトレードオフの関係にあります。利便性を優先させれば、描写力など光学性能が落ちるものです。

そりゃ、18~300mmまで使えて単焦点ばりに綺麗なら、みんな使いますね。

でも、ならべく光学性能と利便性を高い水準で実現させようと、いろいろ技術が投入され高倍率ズームレンズは作られています。SIGMAはかなり本腰が入っています。

まず、TAMRON(タムロン)から。

TAMRON(タムロン)のおすすめ高倍率ズームレンズ

TAMRON(タムロン)の高倍率ズームレンズは、性能はそこそこで、安さと携帯性重視の人向けだと思います。

TAMRON(タムロン) 高倍率ズームレンズ AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII APS-C専用

TAMRON 高倍率ズームレンズ AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII ニコン用 APS-C専用 A14NII

とにかく安い!!この手のレンズの中では相当安いと思います。あと、コンパクトです。8.4cm(W)x10.7cm(L)で404gです。高倍率ズームレンズのなかではかなりの軽量級です
安い旅レンズにはもってこいだと思います。

気になる点としては、手ブレ補正が搭載されていないこと、超音波モーターなしでAFの音が大きく遅いことです。ピントも甘い傾向にあり、解像も低いとの評価が目立ちます。画質はあまり期待できそうに無いかもしれません。ただ安いので、初めの1本に試しで使ってみるのもありだと思います。

追記:このレンズの新しいモデルが発売されました。

TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-200mm F3.5-6.3 DiII VC ニコン用 APS-C専用 B018N

大きさは8.75cm(W)x9.41cm(L)で約400gです。旧式よりもコンパクトになりました。しかも、このレンズは手ブレ補正搭載です。さらに、超音波モーターも搭載しています。また、防滴構造で多少の雨の中で使用しても安心感があります。

旧式よりも少し高いですが、性能を考えると断然こちらが良さそうです。ただ、両方とも価格が激安なので描写はそれなりかもしれませんね。

 

次はこれです。

TAMRON(タムロン) 高倍率ズームレンズ 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD APS-C専用


TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD ニコン用 APS-C専用 B008N

この高倍率ズームレンズには手ブレ補正が搭載されています。超音波モーターも搭載され、AFは純正までとは行きませんが一応速いです。
あと、7.4cm(W)x8.8cm(L) の449gで、焦点距離18~270mmの割りにコンパクトです。SIGMAの18~250mmより軽く、プラス20mm分望遠ズームできます。

 

描写力はそこそこなようですが、焦点距離18~270mmまで使えて、この携帯性ならと納得して割り切れることが出来れば、いいレンズだと思います。ただ、3〜4万円で最初のレンズのように激安ではないです。利便性は高いですが、悩みますね・・・。

 

TAMRON(タムロン)の最後はこれです。

TAMRON(タムロン) 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO APS-C専用


TAMRON 高倍率ズームレンズ 16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO ニコン用 APS-C専用 B016N

特徴的なのが広角16mm(35mm換算約24mm)まで使えること。これだけ広ければグッと写真にも迫力がでますね。手ブレ補正、超音波モーター搭載でAFも遅くないです。

 

あと、名前にMACROとついているだけあって、そこそこのマクロ撮影が出来ます。最大撮影倍数1:2.9で最短撮影距離39cmです。本格的なマクロレンズにはもちろん劣りますが、16~300mmまで使えて、そこそこマクロ撮影できるのは大変便利ですね。

 

8cm(W)×9.9cm(L)で540gです。300mm使えてこれはコンパクト。簡易防滴で安心。でも、残念ながらそこまで安くも無いです。

TAMRON(タムロン)のまとめ

価格重視で選べば、特に1つ目の高倍率ズームレンズは激安です。画質は目をつぶる必要があるかも。

2個目のレンズも、画質はまずまず、焦点距離18~270mmまで使えるのに軽量コンパクトです。旅行とか登山にもってこいかと思います。

3個目は広角16mmも使えるのが魅力です。マクロ撮影も使えて便利です。

ちなみに、タムロンは他にもたくさん高倍率ズームレンズを販売していますよ。

 

 

次は、SIGMA(シグマ)の高倍率ズームレンズです。SIGMAは攻めてます。

SIGMA(シグマ)のおすすめ高倍率ズームレンズ

まずこれです。

シグマ(シグマ) 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM APS-Cサイズ用


シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM※ニコンマウント※DCレンズ(APS-Cサイズ用) 18-200/DC M OS HS NA

なんか見た目かっこいいです。手ブレ補正や超音波モーター搭載です。なので、AFもそこそこ早く動きます。大きさも70.1mm(w)×86mm(L)の431gでコンパクト

 

注目すべきは、シグマの新ラインであるContemporaryラインであること。Contemporaryラインとは、最新のテクノロジーを投入し、高い光学性能とコンパクトネスの両立で幅広い撮影シーンに対応するハイパフォーマンスラインです。

 

屈折率の高いSLDガラスによって、望遠側の倍率色収差を良好に補正したり。また、両面非球面レンズを含む非球面レンズを採用して、コンパクト化の実現と諸収差を良好に補正しています。
難しいですが、SIGMAが描写表現に力をよりいれており、従来よりも小型化高性能化されています。

 

やはり、レビューでも描写がいいといわれています。撮影した写真をみても良さそうです。まさに次世代の高倍率ズームレンズ。
そして、そこそこのマクロ撮影もできます。最短撮影距離は39cm、最大倍率は1:3です。

 

 

つぎはこれです。

SIGMA(シグマ) 高倍率ズームレンズ 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM APS-C専用

SIGMA 高倍率ズームレンズ 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM ニコン用 APS-C専用

これは先のContemporaryラインではないです。手ブレ補正機構や超音波モーター搭載。手ブレしずらく、AFもいい感触です。焦点距離18~250mmで73.5(W)x88.6(L)mmの470gです。

 

上に紹介した「TAMRON(タムロン) 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD」から、このレンズに乗り換える人が結構いるようです。理由は描写力です。やっぱりタムロンの描写性に納得できなくて、このレンズに流れてくるんですね。解像感があって、カリっとした写真が撮影出来ます。

 

そして、そこそこのマクロ撮影可能です。最短撮影距離はズーム全域で35cm、最大倍率は1:2.9です。

 

1個目の新ラインのレンズか、この望遠250mmのよりズームできるレンズか悩みますね。

 

 

最後のSIGMAはこれです。1番、SIGMAの気合が入っています。

SIGMA(シグマ) 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM APS-C専用

SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM ニコン用 APS-C専用 886554

Contemporaryラインのレンズです。焦点距離18~300mmで79mm(w)×101.5mm(L)の585gでそこまでコンパクトではありませんね。

 

でも、いろいろ新しい試みがされているようです。まず、新設計の手ブレ補正機構採用で約3.5段分の高い補正効果を発揮します。シャッタースピード1/20なら、3.5段分補正だから1/240並に手ブレしにくくするってことですかね・・・すごい!
また、駆動パワーが大きな新開発の大型超音波モーターにより、静かで高速なAF を可能になっています。

 

レンズも、FLDガラス4枚、SLDガラス1枚を使用し、倍率色収差を徹底的に補正しています。これまでより良い素材を多く使用しています。
SIGMAのホームページを見ても、かなり力説しています。画質面で性能が向上しているのは魅力的です。

 

しかも、クローズアップレンズ(別売)を装着すれば、最大撮影倍率1:2で今までのどの高倍率ズームレンズより、大きくマクロ撮影出来ます。

 

価格はそこそこ高いですが、気になるレンズですね。

SIGMA(シグマ)のまとめ

シグマは新しい試みを、ぐいぐい押し出しているように感じます。画質など性能面でタムロンより力を入れているように感じます。使ってみたくなりますね。

最後はNikon。

Nikon(ニコン)のおすすめ高倍率ズームレンズ

Nikonはこの2つです。

1個目の18~200mmのレンズが77(W) x 96.5(L)mmの565g。2個目の18~300mmのレンズが83(W) x 120(L)mmの830gです。他のメーカーと比べて大きく重いですが、性能面は申し分ないです。

でも高いです。手ブレ補正、AFや描写性能は純正だけあって高評価です。望遠端のF値も、他のメーカーでは大体F6.3ですが純正のレンズはF5.6で1/3段明るいです

お金があれば、これですね。

Nikon(ニコン)のまとめ

純正は高いですが、性能で安心感があります。ただ、携帯性はイマイチですね。お金があって携帯性を気にしないなら、悩まず純正ですね。

まとめ

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タムロンは価格面と携帯性重視。

シグマは描写やAFなどの性能面も結構よさそうです。そして安め。

ニコンは安さと携帯性は無いけど、描写やAFなどの性能面は一番いい。

という印象を私的には受けました。

私が買うならこれです。

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM※ニコンマウント※DCレンズ(APS-Cサイズ用) 18-200/DC M OS HS NA

レンズの本数がたくさんあって、しかもそれぞれ個性があるので、まとまりの無い記事になってしまいましたが、よろしければ参考にしてください!


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