撮影テクニック 構図

構図を組み立てる過程①!岩を長秒撮影した時に考えたこと!

投稿日:2018年9月10日 更新日:

構図は写真撮影で最も大切な要素の1つですが、上手く作るのがなかなか難しくもあります。

なので、私自身の勉強の為にも、撮影の際に構図を組み立てた過程を文章化しておこうと思います。頭の中にある考えを文章にするのは大切です。

今回は①ということですが、目標は100くらいまで続ける気で行きたいと思います。そこまで行けばかなり構図の組み立てが上達しそう。まぁ、写真はパパッと撮って楽しめば良いのですが、私は色々と細々考えてしまうタイプなので。

※今回の地震に関して色々と温かいお言葉ありがとうございました。ブログもいつも通り続けて行きたいと思います。ただし、北海道は節電中なので電力使用量の少ない時間帯にPCを充電し、それでブログを更新。

岩を長秒撮影した時の構図を組み立てた過程

この写真。

よくある普通の構図の写真ですが、これを撮影した時の過程について書いてみたいと思います。

ちなみに、私のブログに写真をアップしスマホ(iphone!?)で見ると、コントラストが結構上がって見えてしまう事があるようです。ただし、同じスマホでもインスタ経由だと問題なく見られます(ブログの仕様!?に問題があるのかもしれません)。

なので、もしよろしければスマホで見る場合はインスタで写真を見て頂ければ、私が見せたい色・明るさにより近い感じでご覧頂ける可能性が高いです

PCは問題ないようです。

 

内容が逸れましたが、以下が構図を組み立てた過程になります。

撮る前のイメージと実際の現場

過去に訪れたことのある場所でも、初めて行く場所でも、一応撮影前には「こんな写真を撮りたいな」というイメージを持っていきます。

今回は海でカッコいい岩のある場所だったので、それをメインにし、引き波がズサーとなる軌跡を入れて撮りたいなと考えていました。

こんな写真ですね。

しかし、現場に行ってみるとこのイメージはあっという間に崩れ去りました。理由は2つ。

  • 想定よりも海が穏やかだった
  • そもそも地形的に引き波が出来にくかった

引き波が出来るにはそれなりに勢いのある波が必要ですが当日は海が穏やかでした。それから、海岸は非常に狭く引き波が思うように出来ない地形でした。完全な想定外です(いつもこんな感じですが)。

なので、イメージの練り直しが必要になります。

風景の観察

イメージを練り直す為に風景をよく観察します。

そこで目に付いたのが2点。

  • 兜のような岩の重厚感
  • 低く重たい雲

まず、何と言っても海から突き出た兜のような岩の重厚感が印象的です。これをメインにする他ありません。

それから低く重たい雲です。これも面白いなと思いました。しかも、流れも速い。なので、雲の形を残すのも良いのですが、長秒撮影で流してみようと思いました(これは好みですね)。

この2点を念頭に構図を組み立てます。

最初に考えたこと

私の中では前景・中景・遠景で構図を組み立てることがセオリーとなっており、特に前景は最重要だと思っています。
参考:風景写真は前景・中景・遠景の3レイヤー(層)を重ねて構成すると面白い!風景写真の撮り方!

なので、今回もまず最初に何か前景を探します。

ここの海岸には丸い石がゴロゴロと転がっており、そこに波が当たってシュワシュワしていました。

良い前景になりそうです。

ただし、前景を写すのに以下の問題が2つ浮上します。

  • 広角過ぎる
  • 空が入らない

前景を入れるにはそれなりに広角にする必要がありましたが、そうすると海の向こうにあるメインとなる岩が小さくなり存在感が損なわれてしまいます

また、前景を入れるにはローポジション・ハイアングル(低い位置でカメラを下に向ける)にする必要がありますが、そうすると空の面積が少なくなってしまいます。雲を写したいのに・・・。

これでは自分が表現したい事と反します。そこで縦構図の可能性を考えました。

縦構図の可能性

縦構図なら上下(前後)に長いので前景を写しつつ、空も比較的広く写せます。これなら行けるかもしれません。

しかしながら、縦構図は却下されました。理由は以下の2つ。

  • 雲の流れ
  • 前景は邪魔だった

雲は横方向へ流れていました。なので、長秒撮影して雲の流れを表現するには、左右への広がりがあった方が良いです。そうすると縦構図では不利です。

また、シンプルに画面を構成する方が、兜のような岩の重厚感をより活かせるのではないかと考えるようになりました。流れる雲にスムーズになる海面、そこに不動の岩が一点、その対比が岩の重厚感を強調させると思った訳です。そうすると無理に前景を入れる必要はありません。

と言うことで結局、横構図で前景は入れずに、海、雲、そして兜岩という簡単な構成にすることで落ち着きました。

岩をどの位置にするか

あとは岩をどの位置にするかです。

私は日の丸構図が好きなので、真っ先に岩を中央に配置しようかと思いましたが、これも却下。理由は以下の2つです。

  • 日の丸構図は安定する
  • リードライン

日の丸構図は、「中央に配置した被写体の存在感が強調される」、また「安定感が生まれる」という特徴があると言われています。前者は良いとして、後者は「安定感=動きを表現し難い」とも考えられます。なので、長秒撮影して雲の動きを表現する今回の撮影には、どちらかと言うと不適かと思いました。

それから、雲の流れは左から右へ流れていました。これをリードライン(視線を導く線)として使いたいところです。

そうすると、左側を広めにし視線を右側の岩に集めるようにした方が効果的です。

以上により、左側に広めのスペースを作り、右側に岩を配置するという構図で決着しました。

機材の選択とカメラ設定

長秒撮影のためにND1000を使います。また、夕暮れ時だったので低空のハイライトが飛ばないようにハーフND8リバースも使いました。

また当初、シャター速度を120秒で撮影したのですが、雲が流れ過ぎてのっぺりとしてしまいました。そこで色々試した結果、シャッター速度60秒が良いと判断。それに合わせてF8、ISO100とします。焦点距離は広過ぎず狭過ぎずという事で20㎜にしました。

これで撮影、その後は好きにレタッチし完成です。

やっとできました。何にも流されない岩の重厚感が堪りません。

 

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まとめ

何が正解ということはありませんが、自分であれこれ理由を付けて構図を考えることは大切です!

構図は思考力!?


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