現像・レタッチ

パノラマ写真の良い点と撮影のコツ!Lightroomでパノラマ写真を作ってみよう!

投稿日:

最近、パノラマ写真にはまっています。

以前からパノラマ写真で天の川のアーチを撮影していましたが今回は日中の風景です。

パノラマ写真特有の伸びやかな表現が堪りません。

ということで、パノラマ写真の良い点と撮影のコツ、Lightroomでの合成方法について書きたいと思います。

パノラマ写真の良い点

このパノラマ写真は焦点距離85㎜で縦構図を12枚つなげています(自動合成なので12枚全て使われているかは不明)。2:1から3:1くらいの比率が好み。

ただ、これくらいの写真であれば広角で撮影して上下をカットすればそれっぽい写真になります。では、なぜわざわざパノラマ撮影にしたのか・・・。

それは以下のようなパノラマの良い点があったからです。

  • トリミングの自由度
  • 周辺部の画質
  • 歪み
  • 開放感とダイナミックさ

まず、パノラマ写真は広い範囲を写し、かつ画素数が多いのでトリミングの自由度がかなり高いです。被写界深度との兼ね合いもありますが、レタッチであれこれ切取り方を変えられるは強味です。もちろん、現場でビシッと構図を決めるのが良いのでしょうが、あとでパソコンで見て気付くことってありますからね。ちなみに、上のパノラマ写真も元画像はもっと広いですが良い感じにトリミングしています。それでも約7500万画素。

次に、画面周辺部の画質です。例えば広角レンズって割と周辺部が甘かったりします。ズームレンズならなおさら。この点、パノラマ写真は複数の画像の中心部分をつなぎ合わせて作られているので画面全体で画質が良い傾向にあります。

そして、歪みです。特に広角域だと画面周辺部にある木や建物などが傾くように歪みやすいです。これがパースとして写真表現になることもありますが歪みを抑えたい時もあります。パノラマなら広く撮っても傾くような歪みが起きにくいです(複数の画像の中心部分を合成しているので)。ただし、パノラマ写真特有の歪みもあるのでそこが難しいところでもあります・・・。

最後に、開放感とダイナミックさですね。広角よりも広く写した場合、ネット上だと分かりにくいですが自分のモニターで見た時のインパクトは魅力的です。

 

以上が、個人的に思っているパノラマ写真の良い点です。では、次にパノラマ写真の撮影のコツについて見てみましょう。

パノラマ写真の撮影のコツ

パノラマ写真はLghtroomなどのソフトで合成するのですが、その素材となる写真がとても大切です。これが適当だとちゃんとパノラマ合成でつながりません。

なので、パノラマ写真の撮影のコツについてまとめます。

  • 三脚を使って水平に振る
  • 写真の歪みを抑える
  • 画像は余裕を持たせて重ねる
  • カメラ設定は一定に

三脚を使って水平に振る

実際のところ手持ち撮影でもパノラマは出来ます。ただし、それだと写真がズレて上手く合成できないことが時々あります。合成が破綻するのですよね。

なので、三脚を使いましょう。そして、三脚はしっかり水平を出し左右に振ってもズレないようにします。
参考:三脚に水準器を買った!SUNWAYFOTOのレベリングプレート!

さらに言えば、ノーダルポイントを出すのがベストです(ざっくり言うとノーダルポイントとはカメラを左右に振っても視差のない点、詳しくは省きます)。とは言っても、ノーダルポイントを出すにはプレートなどが必要になるので気軽には導入しにくいです。私もノーダルポイントは出せていません。建物などの直線的なものをつなぐにはノーダルポイントは必要でしょうが、風景くらいなら問題ないかなと思います。

ただし、ノーダルポイントまでは出せなくてもL型プレートくらいは使うと良いかと。縦構図の際に、普通に雲台を横に倒すよりもズレは抑えられますし安定感もあります。
参考:L型プレートを買って縦構図の操作性が抜群に。天の川のアーチをパノラマ撮影したい。

写真の歪みを抑える

写真が歪んでいると上手くつなぎ合わせることができません。

特に、超広角域だと少しカメラを上向き(ローアングル)にしたり、下向き(ハイアングル)にしただけで大きく写真が歪みます。故に、極端にローアングルやハイアングルにするとパノラマ合成できないか、出来ても大きく変形した感じになってしまいます。なので、アングルの傾きは程々にするか、あるいは水平がベストです。

もしくは、歪みやすい広角レンズを避けるという方法もあります。工夫をして標準や中望遠くらいで撮影すれば歪みの少ない写真を得られるので精度よくパノラマ合成できます。

それから横方向のパノラマは縦構図の写真で縦方向のパノラマは横構図の写真でつなげた方が良いらしい。と言うのも、写真は中心から離れた方が歪みが大きくなるからです。

縦構図の写真を見た場合では上下の短辺の方が中心から離れているので歪みが大きいです。一方で左右の長辺は中心から近く比較的歪みが少ないです。歪みが少ない部分を繋げた方が優位と言う訳ですね。

画像は余裕を持たせて重ねる

パノラマ合成する写真は40%くらい重なっているのが良いです。

これが少な過ぎたり多過ぎてもダメみたいですね。

カメラ設定は一定に

焦点距離を変えないのはもちろんのこと、露出を一定にするためにF値、シャッター速度、ISO感度を固定すると良いです。あとホワイトバランスも。

露出やホワイトバランスは後でも調整可能ですが手間は省きたいですよね。

 

以上が、パノラマ写真の撮影のコツとなります。ややこしそうに感じるかもしれませんがやってみれば簡単です。

最後にLightroomでの合成方法について簡単に見てみましょう。

Lightroomでの合成方法

Lightroomによるパノラマ合成の特徴

Photoshopでもパノラマ合成はできるのですがLightroomの方が操作が簡単です。

数クリックで複数の写真をあっという間に合成できます。しかも、RAW(DNG)のままで。なので、パノラマ合成後の現像作業もいつも通りにできます。楽ちん。

ただし、合成する画像によってはPsよりも精度に劣り合成のつなぎ目がズレることもあります

上の画像はLightroomにてパノラマ合成した写真の一部を拡大していますがズレている部分がありますね。

ほとんどの場合、綺麗につながりますが稀にこういう時があります。おそらく、素材となる写真に歪み等があるとつなぎ目がズレるようです。この点、Psの方が精度は高いです。

 

では、実際に合成方法を見てみます。今回は焦点距離30㎜、F8にて縦構図で撮影した写真10枚をパノラマ合成します(多分10枚も要らなかったかも)。

プロファイルにチェック

まずは、プロファイルにチェックを入れ収差、歪み、周辺減光などを取り除きます。

もしかしたら、これはチェックを入れなくてもパノラマ合成の際に自動でやってくれるのかもしれませんが、よく分からないので自分でチェックを入れておきます。

あとは合成する写真全てを選択し、右クリック→「現像設定」→「設定を同期」を選択し、全ての写真に設定を当てはめます。

パノラマ合成

次に、合成する写真全てを選択した状態で、右クリック→「写真を結合」→「パノラマ」を選択します。

そうするとパノラマプレビューが作成されます。

オプションとして「球面法」、「円筒法」、「遠近法」の3つの投影法を選択できるようになっています。

それぞれの特徴は以下の通りです。

球面法:球面内部にマッピングするように画像を整列および変形できます。この投影モードは、非常にワイドなパノラマや複数行のパノラマに適しています。

円筒法:円筒の内側にマッピングされているかのようにパノラマを投影します。この投影モードはワイドなパノラマで有効ですが、垂直線も真っ直ぐに保たれます。

遠近法:フラットな表面にマッピングされているかのようにパノラマを投影します。このモードでは直線が真っ直ぐに保たれるため、構造写真に適しています。投影されたパノラマのエッジ近辺が大きく歪むため、このモードでは非常にワイドなパノラマには適していません。

と言うことですが、言葉で説明されてもさっぱりなので自分で変えてみてしっくりくるのもを選べば良いと思います。

自動切り抜き」はチェックを入れると自動で余白を切り抜いてくれます。そのままですね。個人的にはチェックを入れないで、後で自分でトリミングするのが好みです。

境界線ワープ」はスライダーを動かすと白い余白の部分が埋まるように画像が変形して行きます。しかも、なるべく不自然にならないように変形するのですごいです。トリミングすることで無駄になる部分が少なくなりますね。

試しにスライダーを100にするとこんな感じに。すごいですね。

最後に「結合」をクリックするとRAW(DNG)でフォルダに保存されます。あとは好きにレタッチして完成です。

 

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まとめ

ものすごく簡単にパノラマ合成できますね!

パノラマ合成はあれこれ可能性を感じるので積極的に使って行きたいと思います!


  1. 茄子紺 より:

    勉強になりました!パノラマは楽しいですね。パノラマの海外フォトコンもありますよ!

    • ワイズカメラ より:

      茄子紺さん

      コメントありがとうございます!

      パノラマは画角に縛られないので可能性も広がりますよね:)
      パノラマのフォトコンはレベルが高すぎでびっくりです笑

    • ワイズカメラ より:

      mickeyさん

      いよいよですね!
      やはりマウントでかいです笑
      これでどんなレンズが出るのやら・・・。楽しみです!

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